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中古マンション買うなら今! 掘り出し物を探す絶好機

首都圏、大阪でも下落傾向

 好立地の物件が多いため、「比較的値崩れしづらい」(不動産関係者)といわれてきた中古マンション市場でも、値下がり傾向が目立ってきた。1年前は5300万円台が相場だった東京都内の人気デザイナーズマンション(2LDK)が、今年に入り1000万円ダウンの4300万円台となっているほか、大阪圏でも下落傾向が目立つ。関係者は「中古の掘り出し物を探す絶好の機会がきた」と言い切る。

【市況低迷飛び火】

 「『新築と中古のマンション、買うならどっち?』と聞かれたら、一般のサラリーマンは新築と答えるでしょう。でも、われわれ不動産関係者は中古を選ぶ場合が結構あるんです」

 こう語るのは不動産仲介大手の幹部。中古を選ぶケースが少なくないとは意外だが、その理由について、この幹部は次のように解説する。

 「首都圏や大阪などの大都市で職場から電車で20〜40分、駅から徒歩数分のマンションを探そうとしても、そんな立地にはすでに他のマンションが建っている。つまり、好立地の物件は中古のほうが多いんです。これから建てる物件は職場まで電車で1時間以上かかったり、乗り換えが面倒だったり。条件の良さを追求すると結局、中古になってしまう」

 なかなか説得力のある解説だ。駅近くの好立地にはマンションブームの際に業者が競って建てたため、新築物件は必然的にそれより不便なところに建つ可能性が大きいというわけだ。

 住むなら新築−というのが多くの購入希望者の本心だろう。だが、内装などを直に確認できない建設中の新築に比べ、中古は外観をはじめ、間取りや日光の入り具合、ゴミ捨て場が清潔かどうかなども把握できるメリットがある。

 「最近の中古マンションはしっかり作られているので、クロス(壁紙)などの内装をリニューアルすれば新築同然になります。不動産にちょっと明るい人は、中古マンションを根気よく探しています」とは先の仲介大手幹部。

 その中古マンション市場はこれまで、所有者ができるだけ高く売ろうとするため、物件価格は新築のように投げ売り状況にはなりづらいのが通例だった。

 ところが、不動産市況の低迷が中古市場にも飛び火したようで、野村不動産アーバンネット(東京)が1月中旬に公表した「中古マンション価格動向」をみると、首都圏や大阪圏での値崩れ現象が鮮明になってきている。

 例えば、東京・品川駅を最寄り駅とする中古物件。昨年1月と今年1月の1坪(3.3平方メートル)単価を比較すると、420万円が350万円になっている。学生街の東京・高田馬場駅を最寄り駅とする中古物件は200万円が180万円、東京湾岸に位置し人気の豊洲駅は210万円から185万円に下落している。

 仮にこの豊洲の中古物件を80平方メートル(約24.2坪)の3LDKとした場合、約5080万円の物件が約4480万円と、1年間で600万円安くなっている計算だ。

【東京・日本橋1000万円ダウン物件も】

 大阪、神戸などの大阪圏でも下落傾向は顕著。大阪府豊中市の千里中央駅を最寄り駅とする中古物件は、昨年1月に1坪97万円だったものが今年1月には90万円に。兵庫県西宮市の夙川駅を最寄り駅とする中古物件も125万円が115万円、奈良市の学園前(帝塚山学園前)駅は70万円が60万円に下落している。

 先の仲介大手の幹部は「不況のあおりを受け、買い手が急減したのが原因。裏を返せば、購入予定者にはいいチャンス」と指摘し、こう続ける。

 「東京・日本橋の人気デザイナーズマンションの場合、昨春、2LDK(約20坪)が5300万円で売りに出たが、この正月には、同じ広さで階が上の好物件が4300万円台で登場した。その差は1000万円。以前なら予算的に厳しかった人気物件も、今なら手が届くような状況です」

 勤務先に近い、最寄り駅から近いといった立地を最優先に考えるなら、中古マンションが狙い目かもしれない。

ZAKZAK 2009/02/03

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