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3月全廃…平日仕事でもOK!ブルトレ乗車マル秘テク

土日ほぼ満席

 3月14日のダイヤ改正で寝台特急「富士・はやぶさ」が廃止となり、1958年登場の「あさかぜ」以来、半世紀続いた東京発着ブルートレインの歴史に幕が下りる。廃止間際には、昨年3月に消えた寝台急行「銀河」以上の惜別ブームが起きるのは必至。いまならまだ乗れるチャンスがある。平日でも普段の仕事に影響を与えず昭和の“走る骨董品”を体験できる(秘)技をご紹介する。

 「富士・はやぶさ」の定員はA個室、B個室、B寝台を含めて320。切符は乗車1カ月前から発売される。車両を所有するJR九州によると、現在の予約状況は「土日は、ほぼ満席の状態で、ある程度の余裕があるとすれば平日」(広報担当者)という。

 ただ、同列車は午後6時3分に東京発で、「富士」は大分に翌日の午前11時17分、「はやぶさ」は熊本に同11時49分に到着する。平日に全線乗車するには仕事を丸1日休まねばならず、サラリーマンには厳しい。

乗車記「去りゆく星空の夜行列車」(クリックで拡大)

 そこで、「富士」をはじめとする乗車記『去りゆく星空の夜行列車』(扶桑社、写真)=写真=を出版した作家の小牟田哲彦氏に、半休もしくは休暇を取らずにブルトレを体験するプランを立ててもらった。

 まずは半休プラン。東京から「はやぶさ」で小倉(午前8時59分着)まで行き、新幹線に乗り換えて博多へ。福岡空港へ移動して羽田空港に飛べば、東京都心の勤務先なら午後1時には出社できる。東京へ向かう上りの列車に乗るなら、夕方に羽田から広島空港へ飛び、午後10時37分の広島発に間に合わせる。東京着は午前9時58分なので、余裕をもって昼から出勤可能だ。

 一方、休暇ナシだと、東京から岐阜(午後11時8分着)まで乗り、上りの夜行快速「ムーンライトながら」に乗り換えれば、午前5時5分に東京着。それとは別に、浜松(午後9時28分着)で降り、新幹線で引き返せばその日のうちに帰京できるという強行策もある。

 まるで西村京太郎ミステリーの世界。出費もそれなりにかかるが、3月14日を過ぎると、「富士・はやぶさ」には永遠に乗れなくなるだけに、挑戦するマニアも出てきそうだ。

ZAKZAK 2009/02/04

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