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インフルエンザは“鼻毛”ボーボー&マスクで予防だ

1分で判明!病気チェック

 猛威をふるっているインフルエンザ。新型出現も懸念されるが、ウイルス唯一の侵入口を徹底防衛すれば最小限の被害で抑え込める。予防のための「こんな人は罹りやすい!」、要チェックだ。

【線毛運動で退治】

 まず鼻から吸った空気中のウイルスなどの異物の70%は鼻毛がキャッチ。ここで濾過(ろか)された空気は鼻腔内で温度30℃以上・適度な湿度に調節されて気管へと流れ込む。残りの異物は鼻の粘膜面に吸着されて御用となる。

 「ここで重要な働きをするのが粘膜の表面をじゅうたんの毛ように覆っている『線毛』。ウイルスは線毛の上に乗っている粘液層に吸着されるが、線毛が毎秒10回程度動き(線毛運動)、毎分4−6ミリの速度で粘液層を胃の方へと運んでいる」と説明するのは、大阪歯科大学・耳鼻咽喉科の久保伸夫准教授。

 そのままウイルスは飲み込まれ胃酸で処理される。が、線毛運動が低下してウイルスが鼻や喉に居座り、増殖するのがインフルの感染だ。

【なぜマスクが重要?】

 線毛運動がフル稼働していればいいが、線毛はインフルの大好きな“低温乾燥(冬)”が大の苦手。温度20℃以下では運動量が3分の1以下に低下。逆にインフル・ウイルスは温度32℃・湿度50%では生存率4%だが、温度22℃・湿度20%だと66%まで増加する。

 「予防でマスクが重要なのはウイルスカットよりも、呼気の温度・湿度を保ち線毛運動を活発にさせること。湿度不足なら寝室やオフィス内でも口元空間の大きな立体型マスクをした方がいい」

 喫煙、睡眠不足、ストレスなども線毛運動低下の原因。また、口呼吸は冷気が喉粘膜を直撃するのでNG。とくに睡眠中は唾液量が減るので鼻の悪い人は要注意だ。

【子供の対策も怠るな】

 感染経路の対処も見逃せない。罹患者の咳やくしゃみに近づかないことはもちろんだが、75%はドアノブ(接触)感染。屋外でのウイルスの付着は避けられない。

 外出中は使い捨てマスクを付け、できるだけ鼻や口は触らない。帰宅時は“手洗い・うがい”の徹底。一度使ったマスクは毎回ビニールで密閉して破棄だ。

 「家庭に持ち込まれる経路の60%はくっつきながら集団生活をしている子供。うがいがうまくできない幼児の場合、水やお茶を飲ませてウイルスを胃に流し込んだ方が効果的」と久保准教授。

 インフル流行期は「鼻毛ボーボーにマスク」、これがベストスタイルだ。

【「インフルエンザ」リスクチェック】
 (1)室内に戻って手洗い、うがいをしない
 (2)満員電車など人込みでマスクを付けない
 (3)マスクを付けるとき鼻を出している
 (4)会社に不特定多数の人が出入りする
 (5)会社でドアノブを触れる機会が多い
 (6)室内の湿度がいつも50%以下
 (7)無意識に鼻や口の辺りをよく触る
 (8)鼻炎などでいつも鼻の通りが悪い
 (9)朝起きると喉が渇いている
 (10)鼻毛が見えないほど切っている
 (11)喫煙習慣がある
 (12)睡眠不足が続いている
 (13)ストレスが多い、疲れている
 (14)予防接種を受けていない
 (15)家族で対策をしていない
 「5つ以上該当するようなら、かなり高率で罹患しやすい」
 大阪歯科大学・耳鼻咽喉科/久保伸夫准教授作成

ZAKZAK 2009/02/09

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