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過激なAVや風俗店の“ゴムなしプレー”が助長!?

「ゴム離れ」業界の現状

 突然ですが、最近、コンドーム使ってますか? うーん…とうなってしまった人も多いかもしれない。実際、コンドームの出荷量は年々落ちており、ピーク時の半分近くまで激減している。その一方で、性感染症は年々増加。絶滅寸前とみられていた梅毒までが復活の気配を見せ始めているという。「ゴム離れ」の背景には一体ナニがあるのか?

 「細かい増減を繰り返しながらも、出荷量は右肩下がりで落ち続けています。コンドームの将来はまさに危機的状況です」。業界最大手のオカモト(東京・文京区)の広報担当者はこう憂う。

 厚生労働省によると、コンドームの総生産量は1997年の約12億3661万個をピークに減少を続け、2006年には約5億1968万個にまで激減した。コンドームの製造販売を行うメーカーは現在8社あるが、減少は業界全体の傾向だという。

 「当社の場合、80年代前半から現在まで、10年ごとに1億個のペースで減少が続いている。とくに若い人の使用が減っていることが一因と思われます」(同)

 各世代の中では性交渉の回数が最も多く、本来なら最大の顧客であるはずの若者の間で「ゴム離れ」が進んでいるというのだ。

 「第一に、若者全体のセックス回数そのものが減少している。性交渉の機会が多い人と極端に少ない人とに二極化しているのも目立つ」と指摘するのは、「コンドームの達人」を自称する医師で、性感染症予防の啓蒙運動を行う地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター長、岩室紳也氏だ。

 「正しい性知識を身につけないまま、アダルトビデオなどの過激な性表現や、性風俗店のサービスを安易にマネする若者が増えているのも『ゴム離れ』を助長している」(岩室氏)

【過激なAVや風俗店の“ゴムなしプレー”が助長!?】

 実際、AVの中には『中出し』をウリにしたジャンルも出現。また、本番禁止の性風俗店では“ゴムなしプレー”が一般化している。

 ただ、「ゴム離れ」は性感染症の増加も助長するだけに問題は深刻だ。

 「HIVウイルスのほか、淋菌やクラミジアなどの性感染症も増加している。これはコンドームの出荷量減少と無関係ではありません」と話すのは、性感染症に詳しい斎田マタニティークリニック、斎田幸次院長。

 国立感染症研究所によると、抗生物質などの薬剤開発により戦後減少傾向だった梅毒患者がここ数年、再び増加し始めたという。03年に509例だった報告数は毎年約100例ずつ増え続け、昨年には823例にまで達した。

 こうした現状に、業界もただ手をこまねいているわけではない。各社とも新製品の開発やPRに励んでいる。オカモトでは「正しい性の知識を身につけられる携帯電話向けコンテンツを公開するなど、若者にも気軽に商品を手に取れる工夫をしている」と話す。かつては“男のたしなみ”と言われたコンドームは復権できるか−。

ZAKZAK 2009/02/23

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