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鹿児島“ブログ市長”次の一手は? 夕刊フジが直撃

「不人気投票」「給与公開」で物議

 「敵が増えようが味方が増えようが知ったことじゃない!」−。「不人気市議投票」や「市役所全職員の給与公開」を個人ブログなどで仕掛けて物議をかもしている鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(49)が夕刊フジの直撃取材に吠えた。市役所では孤立無援の竹原市長だが、ネット上では「市長GJ(グッドジョブ)」などと人気急上昇中。市長室には連日100通以上の応援メールが殺到しているという。一躍“全国区”となった「ブログ市長」の言い分とは−。

 「ホント(のこと)言うとさ、市民の応援とか激励メッセージとかどうでもいいんだよね。自分がオカシイと思ったことを市民に分かってほしいと行動しただけ。なんでこんな騒ぎになるのか、よく分からん」

 夕刊フジの直撃に現職市長とは思えぬフランクさで答えた竹原市長は昨年9月に阿久根市長選に出馬、ブログを使った運動が奏功し初当選した。その勢いに乗り(?)、今年1月12日、「最も辞めてもらいたい議員(=市議)」の投票をブログ上で呼びかけたが、激怒した市議会が今月7日、全会一致で不信任決議案を可決。市長はすぐさま10日、議会を解散した。

 20日には市役所の全職員268人の給与も名前を伏せて1円単位まで公開。議員だけでなく職員も敵に回し、まさに火だるま状態だが、気にする様子は皆無。「オレは昔っから空気が読めない人間だから」と笑う。

 竹原市長は経歴も異色だ。地元の高校を卒業後、国立大に合格したが入学辞退。航空自衛隊に勤務しながら防衛大に合格した。幹部候補生として5年間勤務した後、帰郷して地元の建設会社に就職。そこで転機が訪れる。

 「仕事で初めて役所に行ったら、仕事せずに態度だけデカい役人ばっかり。頭にきて、批判のビラを配りながら2005年に市議になった。そしたら、議会はもっとひどい。視察と称する北海道慰安旅行を拒否したら問責決議にかけられた。これはダメだと昨年、市長選に出たんです」

 今回の給与公開は、市民の平均年収が200万円以下に対して市職員の半数以上が年収700万円以上と判明したことから敢行したという。市の税収約20億円のうち17億3000万円が人件費という実態も暴露した。

 当然、職員からは非難ゴウゴウだが、市長は「役人にプライバシーなどありません」とバッサリ。あの橋下徹・大阪府知事も真っ青のパフォーマンスぶりだが、市長職に固執しているわけではないという。

 「議会を解散した以上、出直し市議選後の不信任決議で失職したら、再び市長選に出て民意を問う。でも、本当は小学校のPTA会長の方がずっと楽しい。やることをやったら(市長は)早く辞めたいんだよ」

 竹原市長は中学3年の長女を筆頭に3男2女の父。PTA会長をつとめる地元小学校の児童らを「一緒に遊んでくれるよい友達」といい、末娘が通う保育園の担任からは「お父さんの精神年齢は3歳児と一緒と笑われている」という。

 “次の一手”については「別に市民の顔色をうかがっとるわけでもないし、何も考えとらんよ」とケムに巻くが、来月22日とされる出直し市議選が全国の注目を集めることは間違いなさそうだ。

ZAKZAK 2009/02/26

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