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ウッズや松坂も経験「レーシック」効果と“闇”

 東京・中央区の「銀座眼科」でレーザー光線を使って視力を矯正するレーシック手術を受けた患者67人が角膜炎などの感染症を発症した問題で、同院の溝口朝雄院長(47)は25日、謝罪会見を行った。溝口院長によると、原因は手術に使う機器の滅菌が不十分なことだった。タイガー・ウッズや松坂大輔投手ら大物スポーツ選手にも経験者が多く、技術的にも確立されているレーシック手術だが、保険適用外で高額の手術費がかかることから激しい過当競争もあるという。

 溝口院長は、昨年9月23日に1例目の角膜炎患者が発生した後も「原因を特定するのに試行錯誤」しながら手術を続け、結果的に被害を拡大させた。今年1月、手術器具の滅菌に使う機器を交換したことで被害は収まったが、機器は2006年8月の開院以来、一度も点検していなかったという。

 医療ジャーナリストの松井宏夫氏は「レーシック手術自体は何十年も前から続いており、すでに確立された治療法。今回は滅菌が不十分だったという、同院特有の問題」と語る。

 国内でレーシック手術を受ける人は約10年間で10倍以上となり、昨年は45万人に達した。しかし、現在はまだ美容目的とされて保険の適用がないため、施術費用もピンキリ。初期には30万円かかったが、いまは20万円が相場。そんななか、銀座眼科は「両目で9万5000円」と10万円を切る破格値で患者を集めていた。

 松井氏は「眼科医が乱立する都内では、過当競争が進んでおり、クリニック存続のために無理なダンピングで“薄利多売”するところもある。金額が安いので患者が殺到し、数をこなさなければならないなかでチェックがおろそかになったのだろう。相場に見合った施術料の眼科にかかるのが安全」と話す。

 角膜の表面をめくり、そこにレーザーを照射、再びめくった角膜を戻すというレーシック手術は片目15秒ほどで終わり、日帰りで済む。経験者によると点眼麻酔後、眼球をむき出しにされ、わずかの間、自分の角膜が焦げる肉のにおいとギーッという音を感じるだけで、あっという間に終わるという。あまりにも手軽な手術になったことが、逆に施術する側の油断を招いたのか。

ZAKZAK 2009/02/26

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