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“一石七鳥”昼食代節約…お弁当持参お父さん急増中

決まった大きさでカロリーセーブ

 先の見えない不況の影響からか、職場に手弁当を持参する“お父さん”の割合が5割を超えているという調査結果が発表された。食品・調味料大手のミツカンが、首都圏・関西圏の幼稚園・保育園に通う子供を持つ男性(20−50代)を対象に行ったアンケートで明らかになったものだが、毎日(週5日)持参する人も3割に上っており、手弁当は着実に浸透しつつあるようだ。

 ミツカンの調査によると、手弁当を持参するようになった最大の理由は「昼食代の節約」が81%と断トツ。以下、「手作りの方がおいしい」(30.5%)、「健康を意識して」(29.2%)と続く。

 弁当持参者の自由回答の中にも「いままで市販の弁当を毎日注文していたので、食費がかなり浮く」「給料から昼食代を引かれない(で済む)」といった切実な声が多いが、料理研究家で管理栄養士の本多京子さんは「不景気がきっかけとはいえ、とてもよいことです」と語る。

 「手弁当は昼食代だけでなく(食べに行く)時間の節約にもなり、忙しくて昼食を食べずに済ませるという“欠食”も防ぎます」

 手弁当は昼食代を節約するだけではない。朝の限られた時間でバランスのとれた弁当を作るには、前の晩の残り物を使うのが効率的。これまで廃棄していた残り物を利用できるうえ、朝の弁当作りを前提に夕食を作る習慣が根付けば、夜の外食も減るというオマケがつく。

 「毎日、お弁当を作るようになると、夕ご飯でほうれん草のおひたしを作るときに『明日のお弁当用に同じお湯でブロッコリーをゆでておこう』などと段取りを考えるようになる。お弁当作りは前の晩からつながっているのです」(本多さん)

【こどもたちと一緒に昼ご飯】

 思わぬ“副産物”もある。アンケートでは「離れていても、こどもたちと一緒に昼ご飯を食べている気がして、つながりを感じる」「自分のために弁当を作ってくれる妻の想いに、感謝する気持ちがもてる」という回答もあった。本多さんは「子供のついでにお父さんのお弁当を作れば無駄なく、手間も変わらず、家族のつながりにも貢献できる。ひとつのお弁当を通して家庭の価値観、暮らし方も見えてきます」と語る。

 ちなみに、理想的な大人の弁当の配分は、弁当箱の半分がご飯、残りの3分の1が肉、魚などタンパク質、残り3分の2が野菜−と本多さんはアドバイスする。

 「野菜も煮物ばかりでは塩分過多になるので、ゆでたり、酢の物にすると味のバランスがよくなります。パッと見て色がきれいならバランスのよいお弁当。しかも、弁当箱は大きさが決まっているので食べ過ぎを防ぎ、カロリーコントロールもできる。塩、砂糖、油の取りすぎが防げて、メタボの解消や生活習慣病の予防に役立ちます」

 いいことずくめ、なのだ。 

【弁当を職場に持参する7つのメリット】

(1)昼食代を節約できる

(2)昼食時間を節約できる

(3)欠食が防げる

(4)夜の外食が減る

(5)食べ残しが減る

(6)メタボを解消できる

(7)家族との絆が深まる

ZAKZAK 2009/03/04

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