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ソニーとは対照的…日立再建、驚きの“ベテラン”頼み

 40代を経営陣に抜擢したソニーの人事が話題となったが、日立製作所も逆の意味で驚きの人事を発表した。会長兼社長に就く川村隆氏は69歳で副会長に退く古川一夫社長(62)より7歳も年上。副社長に復帰する2人も60代だ。高齢経営陣で「100年に一度の経済危機」を乗り切ることができるか注目される。

 「常識的にいうと若返りの時代だが、ベテランで行こうというのが日立流」。16日のトップ交代会見の冒頭、自らも取締役会議長に退く庄山悦彦会長(73)は、経営陣の“高齢化”について報道陣の質問に先回りする形で説明した。

 4月1日付で会長兼社長に就く川村氏、副社長に就く八丁地隆氏(62)と三好崇司氏(61)はいずれも日立本体の副社長経験者で、グループ会社に転じていたのを呼び戻された。

 エレクトロニクス部門の業績悪化で社長退任を決めたソニーは、40代を中心とした「4人組」が経営の主導権を握る若返りを図ったが、それとは対照的な人事となった。

 川村氏も「年齢的には若いといえないが、スキーやゴルフを楽しんでいるし気持ちは若い」と述べ、年齢を意識している様子だった。

 日立は2009年3月期に7000億円の連結最終赤字に転落する見通しで、「10年度も回復どころかさらに悪化していく状況」(古川社長)とみられ、経営改革は待ったなし。今回、不振の自動車関連事業と、薄型テレビを中心としたデジタル家電事業の分社化を決めたが、大胆な改革というほどではない。

 川村氏は「今は守備固めが大事。『40攻めて60守る』必要がある」とベテランらしい“守りの経営”を打ち出している。若返りのソニーと高齢化の日立。どちらがみぞうの危機の中で結果を出すのか注目される。

ZAKZAK 2009/03/17

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