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他店と比べて安くなかった…イオン、自虐広告の波紋

値下げと売り場改革アピール

 「イオンの価格は、他店に比べて決して安くはありませんでした」−。流通大手のイオンが19日付の全国紙各紙で、こんな“自虐の反省広告”を掲載し、話題になっている。思わず、「これまでは消費者軽視の営業をしていたのかい?」とツッコミたくなるが、今後は安さやサービスを追求するそうだから、成り行きが注目される。

 「イオンの反省」と題した全面広告では、「イオンの価格は、他店にくらべて決して安くはありませんでした」「売り場には、欲しいと思える商品が並んでいませんでした」「お客さまへのサービス改善を怠っていました」と、反省点を次々と列挙した。イメージが重要視される小売業としては異例の広告だ。

 同社は前日(18日)、衣料品や食品など計5100品目の値下げを3月下旬以降、全国のジャスコやマックスバリュなど約2000店舗で実施すると発表。値下げ幅は衣料品が35%、食品20%、住居余暇関連35%となっている。

 岡田元也社長は記者会見の席上、「これまでは価格戦略で他社に負けていた。残念ながら消費者のニーズに応えられていなかった」と反省の弁を述べた。どうやら、自虐広告は値下げと売り場改革をアピールするのが目的のようだ。

 経営幹部も反省の姿勢を示す。2009年2月期連結決算が7年ぶりに最終赤字に転落する見通しとなっているため、取締役と執行役35人を対象に、5月に支給する08年度分の業績賞与をゼロにし、定額報酬もカットする。年収ベースで15−20%の削減になる。部長級などの幹部社員も賞与を削減する。

 イトーヨーカ堂や西友も商品を値下げするなど不況下の流通戦争は激しさを増すばかり。イオンの「反省」が消費者にどう響くか注目される。

ZAKZAK 2009/03/19

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