MENU

RANKING

モバZAKのご案内

iモード、EZweb、Yahoo!ケータイで大好評配信中

社会ホーム > 社会 > 記事詳細

  • イザ!ブックマーク
  • はてなブックマーク
  • livedoorクリップ
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • ブックマークに追加する

小室哲哉招きド派手上場も…マザーズ1号ついに退場

28日付、日興も東証もコメントなし

 3月28日付で東証マザーズを上場廃止となるニューディール(東京、旧・リキッドオーディオ・ジャパン)。浜崎あゆみや小室哲哉らを招いてのド派手な上場記念パーティーを開いて話題になった一方、2000年10月には元社長が同社元役員への逮捕監禁事件で逮捕されるなどした。とんだお騒がせぶりに、株主も何度となく煮え湯を飲まされたが、誰一人責任をとることなく同社は市場を去っていく。

 ニューディールは音楽配信ビジネスを先導するIT(情報技術)企業をうたい、1999年12月のマザーズ開設と同時に上場してきた。

 「上場時、当時の社長は31歳4カ月で、上場企業のトップとしては当時最年少記録だった。会社設立から1年4カ月後の上場も最短記録。00年には、浜崎あゆみ、小室哲哉、モーニング娘。らを招いて盛大な上場記念パーティーを開き、話題になった」(兜町筋)

 そうした華々しさとは裏腹に、同社をめぐって“黒いウワサ”が市場で流れるなど、お騒がせぶりが目立った。

 上場翌年の00年10月には、元社長(40)が同社元役員への逮捕監禁事件で逮捕され、03年5月に懲役3年の実刑が確定した。

 これ以外にも「既存株主を犠牲にしたエクイティファイナンス(新株発行による資金調達)を連発するなど、トラブルの多い会社だった」(同)という。

 そんな同社は今年2月27日に、東京証券取引所から上場廃止を通告される。上場維持に必要な株式事務代行委託契約を三菱UFJ信託銀行と結んでいたが、手数料の支払いが滞り、契約を解除されてしまったためだ。

 株価は00年2月の1221万円を最高値に、今では1円売り気配を唱える日々。それにしても、株主に多大な打撃を与えたこの企業がなぜ、マザーズに10年も上場できたのか。そもそも誰の責任なのか。

 当のニューディールは上場廃止に関して「記者会見などの予定はない」という。株式事務代行手数料さえ払えないほどなので、マスコミ対応に割く時間はないということなのだろうか。

 同社は現在、ITを捨てヨガ教室事業を展開しているが、同事業については「上場廃止後、見直す可能性がある」としている。資金の枯渇した状態での本業の「見直し」とは何を意味するのか、明確な回答は得られなかった。

 同社の上場主幹事は日興コーディアル証券。同社を発掘し株券を売りさばいた上場の“立役者”ではあるが、今回の上場廃止に当たり「コメントなどを出す予定は特にない」という。

 巨額資金を目当てに無理に上場しようとする企業や、それを後押しする証券会社があったとしても、それをブロックするのは証券取引所の役目。しかし、東証上場部も今回の上場廃止にあたって「特に(コメントの)予定はない」としている。

 結局、誰も責任を取らないまま、ニューディールは市場を去っていく。東証が掲げる「投資家育成」の掛け声がむなしく聞こえるのは、気のせいだろうか。

ZAKZAK 2009/03/19

社会ニュース

もっと見る