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吉野家170店の新規出店へ…景気悪化で増客にらむ

 吉野家ホールディングス(HD)は14日、2009年2月期連結決算を発表、営業利益は前期比42.4%減と、大幅に悪化した。しかし同時に、過去最大規模の約170店の新規出店計画を発表。景気の悪化で逆に低価格の牛丼に客足が集まるとみて、反転攻勢をかける。

 吉野家ホールディングスによると、同期の営業利益は前期比42.4%減の35億円だった。これは原材料価格の高騰や消費低迷の影響とみられる。

 ただステーキ店チェーンを展開する「どん」を昨年8月に子会社化したことで、売上高は11.9%増の1742億円と過去最高を更新。純利益も固定資産の売却益が寄与し、12.0%増の2億円だった。

 席上、安部修仁社長は、今期(2009年3月−10年2月)の牛丼チェーン「吉野家」の国内外における新規出店数を、過去最大規模の約170店とする計画を明らかにした。投資額は約120億円。消費低迷で外食産業は苦戦しているが、同社は積極出店により顧客取り込みを加速したい考えだ。

 新規出店の内訳は、国内が約120店で10年2月末時点の店舗数は1210店余りに達する。海外は中国を中心に50店超を出店、全世界で約400店に拡大し増収増益を見込む。このほか讃岐うどんチェーン「はなまる」も国内に約35店出店する計画だ。

 安部社長は「組織的に出店能力が整ったことに加え、店舗物件の供給数が増えて(家賃などの)相場も落ちている」と述べた。

 世界的不況で、消費者の外食単価が下がること、駅前などの好立地の物件の家賃も下落傾向であることが、吉野家には追い風となるとみている。これに伴い、10年2月期の連結売上高は過去最高の前期比14.8%増の2000億円、営業利益は17.2%増の42億円となる見通し。

ZAKZAK 2009/04/15

吉野家

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