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エコ商品で注目、住宅照明に広がる「発光ダイオード」

長寿命&少ない消費電力

 白熱電球や蛍光灯に続く次世代光源として発光ダイオード(LED)に注目が集まっている。まだ値段は高いものの、消費電力が少なく二酸化炭素(CO2)排出量を減らせるエコ商品として住宅用照明にも広がってきた。

 ▽LEDの街

 2008年10月、愛知県三好町に屋外照明すべてにLEDを使った街が誕生した。「トヨタすまいるライフ」(同県豊田市)が分譲販売する「グリーンアヴェニューあざぶの丘」だ。環境との共生や、資産価値を高める街づくりがコンセプト。中尾益大社長は「コストより、環境にいいものを積極的に取り入れた。LED照明はその一つ」と話す。

 街灯は交差点だけに設置。各家の門灯や玄関、建物のライトアップに使っている間接照明が街灯の役割を果たし、温かく柔らかな雰囲気を出す。門灯や玄関は暗くなると自動点灯。夜の景観や治安を考え、「常につけてもらっているが電気代は月に100円程度」と言う。

 分譲地にあるモデルハウスは室内照明もLED。1つの照明で部屋全体を照らすのではなく、必要な場所に必要な明るさを配光し、フットライトは壁や床に埋め込むなど、LEDの特長を生かした提案をしている。

 ▽広がる用途

 LEDは携帯電話のバックライトなどに使われてきたが、発光効率が上がり価格も下がってきたため用途が広がってきた。3月に東京ビッグサイトで開催された「ライティング・フェア」では、出展者のほとんどがLED照明を展示。「エコ」な商品として、各メーカーは本格的に取り組み始めており、「2年前の前回のフェアとすっかり様相が変わった」と関係者は驚く。

 LEDは交換せずに4万時間(1日に10時間使用して10年間)使える長寿命で、消費電力が少なく、水銀などの有害物資も含んでいない。商品によって異なるが、白熱電球より消費電力やCO2を約7分の1に削減できるため、省エネ時代の光源との評価も高い。

 ▽2012年

 国内外で白熱電球の販売使用を廃止する動きもLEDへの関心を高めている一因だ。

 「政府が12年をめどに一般的な白熱電球を、省エネタイプの製品に切り替える方針を示して以来、引き合いが増えている」とある関係者は指摘する。

 メーカーもLED商品を充実。東芝ライテックは、白熱電球用の口金をそのまま使えるLED電球の販売を開始。パナソニック電工は、住宅向け商品を6月までに約130点増やす予定だ。まだ初期費用が高いため、すぐにLEDが取って代わるのは難しいとみられるが、「今後さらに価格が下がり、普及への転換点になるのでは」と関係者は期待している。

ZAKZAK 2009/04/20

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