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「日興の次」兜町に危機感…銀行が証券界に攻勢

 三井住友フィナンシャルグループ(FG)による日興コーディアル証券などの買収に対し、証券界は「来るべきものが来た」と受け止めている。大手金融グループが3大証券の一角までも傘下に収めたことに、「このまま証券界が銀行に席けんされてしまうのではないか」(中堅証券)との危機感が強まっている。

 3大金融グループは系列の証券会社を強化、最大手の野村ホールディングスを追撃する態勢を整えてきた。証券業界2位の大和証券グループ本社も今後、提携関係にある三井住友FGとの関係強化に向かう可能性があり、兜町では「日興の次」に何が起こるかを警戒している。

 証券界は、銀行と証券の「兼業禁止」を定めた1948年施行の証券取引法(現金融商品取引法)を背景に発展、野村、大和、日興、山一(97年に自主廃業)の「4大証券体制」が長く続いた。しかし、金融ビッグバン(金融制度改革)を受けた98年施行の改正証取法などにより、銀行持ち株会社の下での証券会社の子会社化が解禁されて以降、銀行グループの証券界への攻勢は激しさを増してきた。

 ただ、大手ネット証券の幹部は「顧客の評価を決めるのは企業の規模ではなく、あくまで提供する金融サービスの質」と言い切る。大手証券買収が証券ビジネスを牛耳る突破口となるのか。兜町も三井住友FGの出方を見守っている。

ZAKZAK 2009/05/08

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