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外国人は“脱マスク”…米国では隔離も入院もさせず

感染よりパニック警戒

 新型インフルエンザの感染者が国内で確認されたことで日本中が大騒ぎだが、メキシコに次いで感染者の多い米国では、感染者の“隔離”はおろか入院の措置さえも講じていないことがわかった。日本人感染者の周辺は、海外旅行中に周囲の人たちが誰もがマスクをしていなかったため自分たちもマスクはしなかったというが、実際に米国でマスクをしている人は少ない。ロサンゼルス在住のジャーナリスト、大山真理さんが米国の“新型インフル対策事情”を報告してくれた。

 ロサンゼルス郡公衆衛生局の関係者は4日、「(同郡で)11人の感染者が見つかったが、症状は軽いため入院は必要ない」と語った。また、「感染者はこれから増えるだろうが、(感染数を)発表する必要はない」とも話した。

 おそらく、パニックになることを恐れての措置だと思われるが、今後の対策についてのコメントは返ってこなかった。

 こうした当局の姿勢は、そのまま市民の新型インフルに対する姿勢に反映している。「マスクは感染を予防しないわ。それに、新型インフルエンザが深刻化するとは思えない」と語るのは、3人の子供を持つロサンゼルス在住の女性。映画関係の男性も「アジア諸国では頻繁にマスクが使われているようだけど、アメリカではマスクを使う“文化”がない。マスクを買う予定もないね」と話す。

 「マスクによるインフルエンザの感染予防効果は立証されていない」と報じたメディアもあり、米国でのマスクは驚くほど不人気だ。そもそも、公衆衛生局からして「体調が悪いとか病気にかかっていないかぎり、マスクをつける必要はない」とアナウンスするほどだ。

【着けていると感染者かと周囲凝視】

 同局伝染性疾病予防センターのロバート・キムフェーリー部長は「マスクに感染を防ぐ効果はそれほどない。感染の主な原因は、感染者が触ったドアノブなどに触れることによるもの。そのためマスクの使用より、手を頻繁に洗うことを重点的に指導している」と言う。

 そうした“指導”もあり、ロサンゼルス市内でマスクを着けて歩く人を見かけることは皆無に近い。逆にマスクを着けていると、感染者かと周囲に凝視されるほどだ。

 そのほか、日本と大きく異なるのが学校の対応。日本の各学校では感染者が出る前から新型インフルに関する指導を行っているが、感染者の出ていない米国の州や地域では、特に何の指導もしていないという。

 メーン州の小学校長は「私たちの地域の誰かが感染地域からウイルスを持ち帰ったとなれば話は別だが、そうでないかぎり、学校で話題にすることはない」と断言。すでに感染が見つかっているロサンゼルスの小学校でも、事態が深刻化しないかぎり生徒に新型インフルの話はしない、としている。感染よりもパニックの方を警戒しているのだ。

 なにかと熱くなりやすい傾向が強い国民性だけに、米国民の間ではパニックに陥るような状況をできるだけ避けたいという思いが強い。それが日本と真逆の対応につながっているのかもしれない。

ZAKZAK 2009/05/12

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