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41万人が列島縦断ウイルス媒介…まさに“震撼”線

簡単にできる自己防衛策とは?

 ニッポンの大動脈として機能する新幹線が新型インフルエンザウイルスの“媒介”となる可能性が高まっている。なかでも、感染が拡大する関西圏と東京を結ぶ東海道新幹線は1日約41万人もの乗客を運び続けるため、ヒトと同時にウイルスも長距離移動させてしまう恐れがある。しかし、運休や本数を減らすと「かえって危険」との指摘もあり、慎重な対応が求められている。

 東海道新幹線を運行するJR東海では現在、国土交通省からの指導に基づき、利用客に注意喚起のアナウンスを繰り返しているほか、マスクの着用を促している。ただ、新幹線のダイヤ変更については「そこまで考える段階ではない」(東京広報室)という。

 一方、山陽新幹線を運行するJR西日本は、「京阪神エリアでは乗務員、駅員がマスクを着用していますが、いまのところ、新幹線内での着用は義務づけていません。ダイヤに関しては、国と連携して協議していくことになると思います」(広報部)と説明。東北・上越新幹線などを運行するJR東日本も「列車の運行については当社単独ではなく、国交省と対策を考えることになります」(広報部)と話している。

 JR各社とも、新型インフルによる新幹線利用客の減少は把握していない。ただ今後、警戒段階が上がれば長距離移動の自粛が広がるとみられる。

【運休や本数を減らすと「かえって危険」】

 鉄道アナリストの川島令三氏は「以前、首都圏の通勤電車で新型インフル発生を想定し、乗客同士の間隔を開けて感染を防ぐ実験を行ったことがある。新幹線でも同じ方法をとるしかない。運休すれば他の交通機関へ、本数を減らせば残りの新幹線に乗客が集中し、かえって感染しやすい混雑状態をつくってしまう」と指摘する。

 現時点で、新幹線内でとれる自己防衛策は何か。川島氏は「空いている車両を選んで乗ることに尽きる。時間はかかるが『こだま』のグリーン車はまず混まない。『のぞみ』は喫煙車のグリーン車なら比較的空いている」という。

 今後さらに感染が拡大した場合、1編成の乗客数を制限して乗客同士の間隔を意図的に広げるのが「最も有効な対策」と川島氏は話している。

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ZAKZAK 2009/05/19

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