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メタボ対策の落とし穴…耳管開放症に気をつけろ!

中年男性に急増

 関東地方では梅雨もあけて、いよいよ夏本番。見た目のため、健康のため、本格的なダイエットを始めている男性も多いのではないだろうか。ところで最近、そんなメタボ対策によって増えている病気があるという。耳が詰まった感じになるというこの病気、いったい何なのか−。

【症状】

 「最近、多いのは、『耳管開放症』といって、耳の奥と鼻の奥とがつながっている耳管の部分が開きっぱなしになり、耳が詰まった感じ、ふさがった感じになる病気です。もともとはモデル体型のような細い人、ダイエットをした若い女性や妊婦さんに多かったんですが、最近はおじさんに増えているんですよ」と話すのは耳鼻咽喉科・アレルギー科の慶友銀座クリニック・大場俊彦院長。

 症状は耳が詰まった感じや、自分の声が耳の中で大きく響く感じがあるなど。飛行機に乗ったときや高い場所に行ったとき、エレベーターやトンネルで起こる耳の不調にもよく似ているが…。

 「メカニズムは逆です。飛行機に乗ったときなどに起こるものは、『耳管狭窄症』といって、気圧差によって、耳と鼻をつなぐ通り道の空気の出入りが悪くなり、鼓膜が内側に入ってしまう状態。これは、耳抜きで空気を入れてあげると解消することが多いですよね。でも、耳管開放症はその逆で、耳と鼻の通り道に空気が入りすぎて起こるもの。症状が似ているからといって、気づかずに耳抜きをしすぎると、かえって悪化してしまう可能性もあります」

 「耳管」は普段は閉じていて、あくびやものを飲み込むときに開いて、鼓膜の内と外の空気の圧力調節を行うもの。それが、常時開放された状態になってしまうのだという。

【原因】

 ところで、なぜいま、「中年男性」に増えているのか。

 「耳管開放症は、急激なダイエットなどで、耳の管の周囲の脂肪がなくなってしまい、空気が入りすぎることで起こります。もともと太る傾向がある中年男性ですが、近年はメタボ対策で、急激に痩せる人が増えているからでしょうね」

【治療法】

 では、治療法としては、どうすれば良いのか。

 「横になるとか、頭を下にすることで、一時的には良くなる場合があります。きちんと治療するには、耳鼻科を受診すること。一般的には、加味帰脾湯という漢方薬を使用することが多いですね。また、ファーストチョイスとして、鼻に塩水を入れて管を縮める治療をすることもあります」

 それにしても、本来は健康のために行ったメタボ対策によって、耳の病気になってしまうというのは、ちょっと皮肉な話。

 こうした病気を防ぐためにも急激なダイエットは禁物。耳の詰まりなどを感じた場合は、早めに耳鼻科を受診しよう。

ZAKZAK 2009/07/22

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