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“防衛”プロの秘策…門外不出の自衛隊ブランド公開

夏場に大繁殖し容赦なく襲撃

水虫薬(クリックで拡大)

 今や日本人の5人に1人が悩んでいるといわれる水虫。ムレムレの夏場は大繁殖しわれわれの足を容赦なく襲撃する。特に長時間、コンバットブーツ(半長靴)に身を包んでいる自衛官にとってはネクタイ族以上に深刻な問題。“防衛”のプロはいかに水虫と闘っているのか、秘策はあるのか、探ってみた−。

【仮眠で靴脱がない】

 水虫が「自衛隊の職業病」といわれる元凶は、ガッチリ防水の利いたムレムレのブーツ。足を常に清潔にして、適度な乾燥状態を保つことは残念ながら職務上、不可能に近い。

 しかも陸海空問わず、3夜4日、4夜5日、5夜6日と呼ばれる連続演習が度々。年間40−50日間は仮想の戦闘状態の中で過ごすのだ。

 「陸上自衛隊の場合、演習場の天幕の中で寝泊まりしながらの生活。極端にいえば、トイレには行くが風呂には行かない。手は洗うが顔は洗わない。食事はするが歯は磨かない。仮眠はするが靴は脱がない」と演習時の生活を振り返るのは、6年前に退官して現在、航空関連輸入商社に勤める大内廣氏(61)。

 同氏は、自衛隊を悩ますもう1つの病、歯周病を克服した経験から「歯周病が治る歯ブラシ法」(すぴか書房)を退官後に出版した。が、国防を預かる自衛隊といえども、水虫に対する決定的な攻略法はいまだないという。

【発見! 隊に伝わる秘薬】

 隊員たちは水虫の発症と治療を繰り返す、一進一退の攻防を個々で続けているのが現状だ。

 元自衛官たちの話をまとめてみると、同僚や知人から教えてもらった中国製の水虫薬やガーデニングで使われる木酢酸(または竹酢酸)を使ったり、綿100%の5本指靴下などなど。もちろん一般市販薬や病院で処方される薬を使う人もいる。

 だが、とりわけ好評なのが、自衛隊ブランドの水虫薬。「陸上自衛隊・関東補給処・用賀支処」(東京・三宿)で作られ現在でも全国の部隊に補給されている秘薬だ。

 「自分も液薬タイプを使っていたが、かゆみがすぐ止まって実際よく効く。皮がむけて一時的にきれいになるんです」(大内氏)

【角質ボロボロの威力】

 門外不出の秘薬。いつ頃から隊で補給されているかは不明だが、歴史は相当古いらしい。

 その全貌を明かすべく、三宿駐屯地内にある自衛隊中央病院に勤務経験のある複数の皮膚科医を取材したが、いずれもこの水虫薬に対して多くを語らず、「古い薬」「処方したことがない」などとそっけない。

 そこで、液薬の主成分の配合から類似の市販薬を探してみたところ、越中富山の丸三製薬が昭和40年代から販売している商品名「ムートン」という水虫薬がそっくり。同社の薬剤師はその薬の特徴をこう説明する。

 「昔、外国人が開発した『ヘルラー氏液』と呼ばれるもので、白癬菌のいる角質層を軟らかくしてボロボロと落としてしまう薬です。いまでも愛用者は結構います」

 自衛隊愛用の「ヘルラー氏液」。そのボロボロ感を実感してみたいなら薬局で入手も可能だそうだ。

ZAKZAK 2009/08/04

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