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松井秀喜
〜一番長い夏・2〜

1.トントン拍子に回復

2.癒えぬ骨の亀裂に落胆

3.打撃練習止められ最も辛かった日々

4.皮肉にもケガが世代交代を加速


1.トントン拍子に回復


【ゴジラ節も復活】

 負傷から25日。松井が再びヤンキースタジアムで動き始めた。練習といっても試合前の誰もいない球場でウオーキング、スポンジ製ボールを投げた程度。バットも握らず、グラブもはめられない。

 とはいえ「気持ちよかった」という姿は爽快(そうかい)感に満ちていた。

 「グラウンドに立つと野球をやりたいと思うし、今日はそれこそケガして以来に立ちましたけど、早くここで野球をやりたいなと思いました」

 と、どこかシンミリした雰囲気はここまでで、去り際に「これから球場に来る来ないは皆さんに一切伝えないので、準備しておいてね。朝から来るときもあるから」とジョークを一発。屋外練習再開とともに、周囲を笑いに巻き込むゴジラ劇場も再び幕を開けた。

 翌6日には早くも硬球を投げた。「問題なかったですよ、(負傷から)1カ月もたっていないし。シーズン終わってから草野球をやるまでのブランクの方が長いんじゃないの?」。8日、4週間目の検査で飲酒OK、9日には初ランニングと、トントン拍子で進んでいった。ところが少々勢い余ったか、10日の練習中にバランスを崩して背中から転倒。「調子に乗って投げてたら滑っちゃったね。でも左手は守りました」と苦笑いだ。

 負傷から1カ月の11日、ギプスが外れた。それでもギプスを外せない時間はあるようで「(球団広報の)広岡さんが運転する車に乗るときは必要だね。危ないから」。13日、練習中にアフターマンGM補佐と談笑し、「ピッチャーならできるっていっておいたよ。そしたら『GMに伝えておく』って」。

 あながち冗談ともいい切れず、広岡球団広報も「ケガをしてから投げ方に注意するようになったおかげで、いいボールを投げられるようになった」と舌を巻いた。実際、カットボールの練習を始めるなど、実戦を意識(?)した投球練習が続いた。

 さらにこの時期は周辺も騒がしかった。父・昌雄さんがデビューシングルCDを発売し、「息子が休んでいるんだから、オヤジに稼いでもらわなきゃ困るんだよ」。ただ、サイン会には「うちのオヤジ、サインやるの? マジで?」と仰天。さらには女性誌の報道により、女優・戸田菜穂さんとの破局説まで浮上した。もっともこの件には「ノーコメントだな」というだけだったが…。

 いい加減、変化のない日々に飽きてきた21日。「(練習も取材も)1週間ぐらいずーっと同じだね。もうみんなの顔も見飽きたから面白い格好でもしてきてよ」。変化の到来は目の前だと確信していたからこそ、わざと飽き飽きしたそぶりを見せたのだろう。

 そして6月22日、負傷後6週間目の検査がやってきた。



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