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不夜城の光と影
〜歌舞伎町は生まれ変わるのか!?〜

1.「浄化作戦」表面的には成功だが…

2.図太く生き残る悪魔

3.浄化の結果、裏へ潜り

4.怪しい黒人客引きの店に潜入


1.「浄化作戦」表面的には成功だが…


【小泉前首相の「俺たちも飲みたい」が契機?】

昨年5月に歌舞伎町を視察した小泉前首相は「いかがわしさとか不健全さはあっていい」と語ったが…
昨年5月に歌舞伎町を視察した小泉前首相は「いかがわしさとか不健全さはあっていい」と語ったが…
 「このところ『歌舞伎町は、だいぶキレイになりましたね』とか、『客層が変わった』とか言われたりするんですよ」とにこやかに語るのは、11月に再選した新宿区の中山弘子区長。

 アジア一の歓楽街で不夜城ともいわれる新宿・歌舞伎町では、この3年余り、中山区長が「クリーンプロジェクト」と呼ぶ、官民一体の環境浄化作戦が展開されてきた。

 その結果、違法な風俗店や不法滞在の外国人は激減。街からど派手な風俗店の看板や、我がもの顔で不法駐車をしていた暴力団関係者のクルマが姿を消すなど一定の成果が上がっている。

 一方、「そもそも、歌舞伎町の浄化は、小泉純一郎前首相と石原慎太郎都知事が『俺たちも歌舞伎町で飲みたい』と話をしたことがきっかけで始まったと、街の人間は思ってますね」と語るのは老舗クラブの店長。

 数年前までの歌舞伎町は、犯罪検挙率が激減した東京や日本全体の治安の悪化を象徴する「コワい街」として認識されていた。

 このため、石原都知事が「東京の治安を回復する」と宣言し、当時の竹花豊副知事(現・警察庁生活安全局長)を指揮官として対応。

 警視庁などが新宿、渋谷、池袋、六本木の4地区を浄化の重点地域と位置づけ、不法滞在外国人の摘発などに積極的に乗り出した。

 そんな強気な取り組みが、さらなる石原人気につながると、「治安対策は票になる」と考えた自民党の政治家たちも動いたといわれる。

 石原都知事と懇意の小泉前首相が自民党の公約に治安回復を盛り込み、昨年は国会で「歌舞伎町を健全な街に再生する」とぶち上げて、5月に歌舞伎町を視察するパフォーマンスまでしてみせた。

 今や歌舞伎町の浄化・再生は、全国の繁華街再生のモデルと位置づけられ、今夏には官房長官だった安倍晋三首相も視察するなど、国策レベルの課題となっている。

 ただ、実際に現場で動く関係者の間で浄化を成功させたキーパーソンだと評価する声が多いのは中山区長だ。

 区長が「歌舞伎町ルネッサンス協議会」など立ち上げ、地元の警察署や消防署、入国管理局の出張所、地域住民を代表する歌舞伎町商店街振興組合など、実際に浄化・再生に携わる官民の関係者を協調、結束させたことが一定の成果を生んだといわれている。

 その区長に、現段階までの成果を自己評価してもらうと、「まだ離陸前といった感じですね」と謙遜した。表面的な成果はある反面、違法風俗の摘発などで派生した経済的なマイナスを挽回するような再生策が、「まだ打ち出せていませんから」という。

 とはいえ、歌舞伎町の浄化は本当に成功したのか? ある暴力団関係者は「厳しくすればするほど、うちらは裏に潜ってマフィア化するだけだよね」と嘯(うそぶ)いた。

 不夜城・歌舞伎町。その“光と影”をリポートする。



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