−−倉木麻衣“平成の歌姫”伝説−−
秘密のクッキー(3)

“倉木パパ”の出現がもたらす凶兆

 「テレビに出演しない」が、倉木麻衣(17)の戦略イメージだ。しかし、これまでに2度ほどテレビ出演している。うち1つは、今年6月25日深夜に放送された「カウントダウンTV」(TBS系)だった。

 音楽関係者は、「ファースト・アルバム(6月28日発売の「delicious way」)のプロモーションで出演したんです。もちろん、ビデオでの出演だったんですけど、倉木本人が肉声で出演したことは事実。しかも、デビューからちょうど200日目にあたる日だったということは何か意味深ですが…」。

 この中で、倉木はアルバムについて「タイトルは傷ついたり、悲しいことがあっても、いくつもの沢山の素敵な明日が待っているよ、という意味を込めてつけました。聴いてくださった皆さんに、それぞれのdelicious wayを感じてもらえたらいいなぁと思います」とメッセージしている。

 要するに、このアルバムは「自分を励ます」アルバムだったわけだ。しかも、そのアルバムに隠された「影の部分」が見事なまでに暴露されたのが、実父・山前五十洋(いそみ)氏(57)の存在だった。

 「アルバム発売後、降ってわいたのが、山前氏が実父と名乗りでてきた騒動だった。山前氏と倉木の母親は今春、離婚し、倉木の親権は母親に渡っていた。しかし、倉木のアルバムが売れていると知り、納得できないところがあったんでしょう。山前氏は倉木が9歳だった時に撮ったビデオを所属事務所に10億円で売ろうとしたと聞いています」(業界関係者)

 山前氏は、かつて「富士八郎」という芸名で時代劇俳優として活躍。その後、AV監督や東京・渋谷でスカウトマンをしていた。

 「父親といっても、実際は離婚前から音信不通で、父親としての責任を果たしてこなかった。おそらく、離婚は倉木の将来を考えてのことだったのでしょう。ところが、その父親が娘の成功を知った途端、“離婚なんて冗談じゃない”といった顔で出てきたわけですから、虫のいい話です」(前出の関係者)

 倉木にすれば、離婚した父親がアルバムのリリース後に出てくるとは、夢にも思わなかったに違いない。感受性の強い年齢だっただけに、倉木の気持ちは十分に察することができる。

 「最近、山前氏は週刊誌などで“ビデオ売ります”なんて言い出している。これには驚きました。しかも、自分の撮った娘のビデオを発表することのどこが悪いのかとも言い出しているとか。考え方の違いと言ってしまえば、それまでだが、これは明らかに問題です。ただ、財産問題もそうですが、金が絡むと、その人間の本質が出てしまうもの。情けもなにもないということでしょう」(プロダクション関係者)

 これが、父親ではなく、第3者の行動だったら、誰かが間に立って話し合うことも可能だろう。しかし、相手は離婚したとはいえ、肉親だ。それだけに、事態は裁判に発展するなど泥沼化しそうな気配も漂っている。このままいえば、明らかに倉木と実父の間の「憎しみ」が深まるだけだ。

(芸能ジャーナリスト・渡辺裕二)=敬称略


戻る 追跡TOPへ 次へ
ZAKZAK