【長谷川豊】柏木由紀さん騒動 〜このままではマズイのではないだろうか〜

2015.06.25

 先々週、週刊文春が破壊力抜群のスクープ(〜通称:文春バズーカ〜)を出しました。ジャニーズ事務所の人気者、NEWS手越君と、AKBの人気NO.2柏木由紀さんの2ショット写真です。

 「2ショット写真」とはいい表現で、ファンの方が見たら卒倒モノの写真であり、AKBに対しても絶対に取材の手を緩めない文春さんの渾身のスクープです。あのレベルの写真に対して双方の事務所も明確な抗議をしていない以上、我々の世界では、これは「ガチ(本物)」と判断せざるを得ません。卒業したとたんに出た前田あっちゃんのパンツ丸出し写真に次ぐ、久しぶりの破壊力のあるスクープです。

 そもそも、なんでこんなもんが出たんだ?という写真ではありますが、それは置いといてもこの写真の対応を巡って、ファンからは非難の声が続出しています。

 柏木由紀さんは6月6日の総選挙で自身最高となる2位になり、2度目の1位となった指原さんとともに大きく報じられました。

 このスクープ写真が出たのがその直後。どのような対応となるのか、世間の注目を集めました。しかし、16日には、まるで何事もなかったようなツイッターを突如として更新。ファンから大量の非難の声が殺到しました。

 それもあってか、22日に秋葉原で行われたAKB劇場での公演では、めったに人前で涙を見せないという柏木さんが涙をこらえ、一時歌うことが出来なくなるという事態になったこともまた報じられてしまいました。

 一連の騒動の裏では、大手芸能事務所、ナベプロさんの指示に従いながらも、どうしたらいいか分からず混乱している柏木さんの心情が読み取れます。

 熱愛・2ショット写真常連のジャニーズ手越君が、ファンも本人も1ミリも意に介していないのとは対照的です。さすがの一言です。

 さて、この騒動ですが、私は個人的に何らかの対応を早めにした方がいいのではないか?と考えている一人です。

 芸能界においては、昔、大手の芸能事務所からこういった熱愛の話が出た場合フタをしてお終いのケースがほとんどでした。なぜなら、1990年代までは、ネットもまだ普及しておらず、情報源と言えば、そのほとんどがテレビとラジオ。そして新聞でした。芸能事務所は、その最大情報源であるテレビを抑えてしまっていたので、何らかのスクープが出たところで、その週刊誌を無視させておけば、世間は次第に収まっていったものでした。

 人のうわさも75日ってね。本当にそんな時代でした。

 しかし、2015年の今は……「情報インフラの変革」というのですが、「情報」の出入りが全く違う時代になってしまっています。

 芸能事務所がテレビを少し抑えましたって言っても、全然追いつかないですし何よりも、一歩でも対応を間違えれば、「無駄な反感」を受けてしまう時代なのです。

 どういう事かというと、最も代表的だったのが2011年に起きたフジテレビ前の韓流デモなのですが、当時のフジテレビは、2011年、日本の芸能人も震災を経て、一生懸命ボランティア活動などにも精を出していた時に、地元の韓国でも流行っていない韓流タレントを狂ったようにプッシュし続け、抗議の声が殺到するようになっていました。

 結果、1万5000人とも言われる大規模デモが行われ、フジテレビに対して大きなシュプレヒコールが上がったのですが……

 フジテレビはこれを完全に「無視」しました。

 毎日のように情報番組や報道番組で、他人や他社の不祥事を徹底的に叩きまくり、「説明責任を果たすべきだ!」「信じられないですね!」と攻撃し続けているテレビ局が、自分たちの耳の痛い話だけは「無視」したのです。「説明責任を!」といったいつもの追及はどこに行ったのでしょうか?

 こうしてネット界の信用を大きく失ったフジテレビは、現在に至るまで、何かするたびにネット上で叩かれ続ける状態が続き、それらを目にした多くの人が「フジテレビ=ネガティブ」というイメージを持ち始め、視聴率の低下とスポンサー離れに歯止めがかからない状態が続いています。

 これらは、

 1、確かに韓流ばかりやりすぎてた

 2、人様は責めるのに、自分たちには甘々

 と言う、普通の人でも『納得できる理由』があったため、拡散されたコメントや攻撃に同意が得られてしまったためと分析できるのですが、今回の柏木さんの件はどうでしょう?

 柏木さんは指原さんのように「私はブスで貧乳です!」というキャラクターではありません。もともとチームリーダーを務め、メンバーからいくつもスキャンダルが出ていく中でも「柏木は大丈夫!」という信頼をもって、ファンを魅了してきた代表のような女の子です。

 そして、AKB自体が、昔のいわゆるアイドルではありません。秋元康さんのプロデュースによって、ファンがコミットしていくことを売りにしている、いわば、会社で言えば、ファンが株主の様な存在であるグループです。なので、大口のファンが付けば、CDを一人で1000枚でも1万枚でも購入することによって、自分たちで育てていけることが新しかった訳です。

 その公約こそが『恋愛禁止』。

 ファンの方々が恋人なんだよ、と錯覚させることで、熱狂的なファンを取り込んでいった以上……そう……「お金を払ってもらっている」以上、そこには説明責任が生じています。ここに『納得できる理由』が存在してしまうのです。これを無視してしまうと、フジテレビ同様に、「人に金は払わせるのに、ウソは平気で付く」というイメージを持たれかねません。今のままでの放置は危険な気がします。

 それぞれのご家庭から大切なお嬢さんを預かっているのですから、芸能事務所が懸命にスキャンダルから女の子たちを守るのは、今も昔も変わりません。それを否定する気は、私もこの業界にいる以上、ありません。

 しかし、厳しいことを申し上げると今回の一件は、スキャンダルを起こした女の子であり、スキャンダルを起こすような教育をしてきた事務所が悪いのです。そこはどうしても揺るがないのです。裏切られたのは信じてきたファンです。何の誠意も見せなければ、ナベプロという歴史ある事務所全体のダメージにつながる可能性すらあります。

 柏木さんとは以前、深夜の『魁!音楽番付』でご一緒させていただいたこともあり、きっと、一連の騒動でとても傷ついていることだと思い心配しています。でも「恋愛しない」ことを約束して、それを裏切ってしまった以上、大切なことはちゃんと謝罪することであり、説明をすることではないでしょうか。

 柏木さんが信じて、柏木さんがそれでいいと思った行為であるのであれば、ちゃんと説明すれば、きっとファンの方は許してくれるのではないでしょうか。どうか元気で頑張ってほしいと思います。

 長谷川豊(Hasegawa Yutaka)

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