《zak女の雄叫び お題は神様》禁句の「出羽守(でわのかみ)」を使わざるを得ない ソウル前支局長出国禁止の暴挙 (1/2ページ)

2014.10.29


 産経新聞ソウル支局が入るビル前で、記事の訂正を求め集会を開いた韓国の保守団体メンバーら=10月7日、ソウル(共同)【拡大】

 「米国では常識」など、他国や海外の事情を「−では」と引き合いに出して、日本の対象物を引きおろそうとする人物のことを揶揄して「出羽守(でわのかみ)」というそうです。(今月のお題の神ではありませんが、読み方がカミなのでお許しを)

 私も若いころやってしまいました。「ドイツでは、こんなことありえない」とかね。他国のことなどよく知りもしないのに。

 でも、最近、「ある種の出羽守」にならざるを得ない事件がありました。「民主主義国家では信じられない」「日本や欧米ではあり得ない…」。韓国の朴槿恵(パククネ)大統領に関するコラムをめぐり、産経新聞の前ソウル支局長が名誉毀損で在宅起訴され、出国禁止が続いている問題です。(この場合、日本のことを引き下ろしているわけではないので、「ある種の」と表現させてもらいます)

 前支局長が8月に書いたコラム【追跡〜ソウル発】に関し、朴大統領がどのような思いや感想を抱くかは、それこそ内心の自由です。「国家と結婚した」と宣言している朴大統領が、自身をめぐるウワサの存在についてふれた記事に不快感を覚えたのは想像に難くありません。

 ただ断っておきたいのは、前支局長の記事は「ウワサ」を伝えるのが目的ではなく、結果として300人以上が犠牲になった「国家的悲劇」(「国境なき記者団の声明」)の日に7時間もの間、大統領の動静が不明であり、政権側から具体的な説明がなかったことなどから、さまざまな憶測やウワサが韓国社会で出ている現象を紹介したものです。

 記事が気に入らなければ、朴大統領は記者会見で批判したり、声明を出したりすることもできます。何といっても就任以来、国内での記者会見はたった2度。大統領が会見を開くといえば、メディアは喜んではせ参じるはずです。通常は国家元首が外国メディアの記事1本で会見などしないでしょうが、刑事手続きに進ませる、ということも同様にまれです。少なくとも「民主主義国では」。

 

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