《zak女の雄叫び お題は「開」》星新一賞に11編応募 人工知能(AI)でどうやって小説を書いたのか (1/2ページ)

2016.03.23

 未来は明るいと思いたいし、実際、人間はどんどん良い方向に進化していると思っている。その進化の一つが人工知能(AI)。ただ、なぜか、AI囲碁ソフト「アルファ碁」が世界トップ級のプロ棋士を下したなどというニュースに接すると、人間の能力を否定されたかのようにがっかりし、人間の仕事の大部分は将来、ロボットに奪われるという話を耳にすると不安になる。

 なぜ、AIの進化を手放しで喜べないのだろうか。人間の領域を機械に奪われているからなのか? 人間が人間たるゆえんは、無から有を生み出す創造性だが、すでに音楽や絵画、俳句といった芸術分野でもAIが活躍し、自動的に音楽を作ったり、絵を描いたり、五七五の文章を作ったりしている。ついには小説を書くAIも登場。理系的発想力を問う文学賞、第3回星新一賞(日経新聞社主催)では、応募作計2561編のうちAIによる応募が11編もあったという。

 そもそも、コンピューターに小説が書けるのか? 

 いずれも最終選考には残らず、AIによる小説づくりは、まだまだ道半ばのようだが、11編のうち4編は、公立はこだて未来大の松原仁教授らが率いる「きまぐれ人工知能プロジェクト 作家ですのよ」、人狼というゲームをAIでプレイすることを目指す「人狼知能プロジェクト」からの応募だった。21日には、応募者や研究者らによる報告会が都内で開かれ、どのように小説を作ったかが明かされた。

 ざっくりいうと「人狼知能プロジェクト」ではあらすじをAIで作り、人の手で文章を作成、「作家ですのよ」は、あらすじは人間が考え、文章はAIが作成したという。いずれも人の手が関わる割合が大きく、司会を務めた松原教授は「コンピューター2割、人の手8割の関与具合」と説明する。

 研究者らの報告を聞けば聞くほど、自然な長い文章をコンピューターが作り、“作品”にする難しさが伝わってきた。

 例えば、「作家ですよの」から小説「コンピュータが小説を書く日」を作成し応募した名古屋大の佐藤理史教授は、囲碁との比較でその困難さを説明する。

 

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