毒トラックに毒幼稚園…中国では子育てをできない 日本への移住希望者が増加

2016.01.05

 ★中華人民毒報

 中国各地で深刻化する大気汚染だが、なかでも懸念されているのが抵抗力の弱い子供への健康被害だ。

 北京市在住のメーカー勤務・内田義隆さん(仮名・45歳)は話す。

 「今、子連れ客が殺到しているのが小児科病院とショッピングモールです。鼻や喉をやられた子供たちが小児科に殺到し、周辺道路は駐車場の空きを待つ車で渋滞が巻き起こっている。ショッピングモールのキッズスペースは、大気汚染から逃れて子供が遊ぶことができる、シェルターと化している」

 ’14年に南カリフォルニア大学の研究チームが、中国で増加する早産が、大気汚染に関連しているとする調査結果を発表したが、最近では、妊娠を控える者さえ出始めている状況だという。

 インド紙『タイムズ・オブ・インディア』(12月8日付)は、中国で大気汚染が深刻化しはじめた11月末からの1週間、中国ECサイトでコンドームの売り上げの伸び率が、マスクや空気清浄機のそれを上回ったと報じた。この報道に関し、北京市在住の主婦・大西靖子さん(仮名・38歳)は話す。

 「『大気汚染で外出できないから家でセックスするカップルが増えた』と面白おかしく報じられていますが、実際はもっと深刻。『こんな状況で子供なんか育てられない』と、避妊を選ぶ夫婦が増えたことが原因なんです」

 一方、子供を持つ中流層以上の世帯を中心に、綺麗な空気を求めて移住する動きが活発化しているという。中国人ジャーナリストの周来友氏はこう証言する。

 「多くの富裕層が、リゾート地・海南島に一時避難している。移住できない北京市民は、比較的空気の綺麗な郊外の通州区に引っ越す人が増えている。大気汚染の悪化を受け、将来的には首都機能の一部が同区に移転されるという話もあり、周辺の不動産相場が上昇しています。さらに、同じマンションでは、上階に行くほど大気中の汚染物質濃度が低いとされているため、10階以下の部屋の空室が目立っています」【続きを読む】

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