NHK“紅白”が消える日 司会者肩書から「白組」「紅組」消滅…ジェンダー意識の高まりが影響 今回テーマ「カラフル」も含め、多様性を重視する演出1/1ページ

今年大みそかの「第72回NHK紅白歌合戦」の司会に選ばれたのは女優、川口春奈(26)と俳優、大泉洋(48)、同局の和久田麻由子アナ(32)の3人だ。例年なら総合司会、白組司会、紅組司会となるが、今回は3人とも〝司会〟で統一された。ジェンダーへの意識の高まりが垣間見えるが、この先、紅白歌合戦自体が消えかねない状況だという。

川口は初挑戦、大泉は昨年に続き2年連続2度目の大役。和久田アナも2019年に続いて2度目の司会となる。

司会者を総合、白組、紅組という形で分けないのは2005年以来となるが、「このときも結局、白組を山本耕史、紅組を仲間由紀恵が紹介する形になりました。今回は、司会は出演するすべての歌手を応援する存在と位置づけられています」とスポーツ紙記者。その上でこう話す。

「今回の措置に、近年のジェンダー意識の高まりが影響しているのは間違いないです。今回のテーマである『カラフル』も含めて、多様性を重視する演出が施されることになることでしょう」

実際、米国のパスポートに「M」と「F」の性別以外に「X」と記載されるようになった時代。いまや、女性歌手が「紅組」、男性歌手が「白組」という固定されたチーム分け自体にも疑問が呈されるようになっているという。

「小学校の運動会でも白組・紅組という分け方は減ってきていますからね。まずは司会から枠組みを取っ払おうというわけです。出場者の発表はこれからになりますが、こちらも従来の枠組みが維持されるかどうか微妙ですよ」と先のスポーツ紙記者は指摘する。

もはや「紅白」という枠組みが意味をなさなくなっているのだ。音楽関係者はこう見通す。

「確かに〝紅白〟というブランドはなかなか変えづらいのが事実。しかし、もはやそんな時代じゃありません。単純なチーム分けとしての〝紅白〟であれば、出身地ごとに東西で分けることだって可能です。紅白は〝源平合戦〟にルーツがあるといいます。ならば〝関ヶ原の合戦〟のように東軍・西軍でも十分に成り立つわけです」

昨年はコロナ禍での開催とあって無観客のリモート開催という異例の展開をみせた紅白。今年は有観客が決まったが、NHKホールが改修中のため、会場は東京国際フォーラムとなる。例年通りなんてことはもはや何の意味も持たない。とすれば、今後紅白の看板自体が変わる可能性も十分にあるのだ。

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