台湾軍、グアム極秘訓練で“米台連携深化” 台湾国防相も報道認める 識者「中国も黙っているわけにはいかず…軍事的行動の可能性ある」1/1ページ

台湾軍は米軍との連携を深めている(Military News Agency提供、AP)
台湾軍は米軍との連携を深めている(Military News Agency提供、AP)

台湾海軍陸戦隊(海兵隊)が、米グアムで米軍と合同訓練を行っていると、台湾メディアなどが報じた。中国が軍事的覇権拡大を進めるなか、台湾の蔡英文総統は先月末、台湾での米軍の活動を正式に認めたばかり。米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長も3日、米軍の「台湾防衛能力」が「確実に」あると明言した。

「海軍陸戦隊がグアムで米軍と合同訓練」「国防部長『交流の一環』」

台湾・中央通信社が運営する日本語サイト「フォーカス台湾」は2日、このようなタイトルの記事を伝えた。一部メディアが報じた合同訓練を、邱国正国防部長(国防相)が認めたという。報道では、隊員40人がグアムに派遣され、水陸両用上陸作戦の合同訓練が行われているという。

中国軍は今年すでに、軍用機延べ約680機を台湾の防空識別圏(ADIZ)に進入させている。蔡氏も「(中国の軍事的脅威は)日に日に(増している)」と、先月28日に放送された米CNNのインタビューで語っていた。

こうしたなか、前出のミリー氏は3日、米シンクタンク、アスペン研究所のフォーラムで、「(台湾海峡で)何が起こってもおかしくない」といい、中国は指導者が望めば台湾に侵攻できる能力を「明らかに構築している」と警戒心をあらわにした。そのうえで、米軍による台湾防衛については、「その能力を確実に持っている」と強調したが、行使するかは大統領が決定すると説明した。

一方で、「私の分析によれば半年や1、2年という近い将来に起こり得るとは思わない」とも語った。

台湾と米国の動きをどう見るか。

評論家で軍事ジャーナリストの潮匡人氏は「台湾がこれまで公には認めてこなかった米軍との連携を明確に認めたことに大きな意味がある。中国も黙っているわけにはいかず、1996年に中国軍が台湾総統選を威嚇するため台湾近海にミサイルを次々と撃ち込んだのと、同じレベルの軍事的行動に出る可能性はあるだろう」とみる。

「台湾有事」が発生すれば、「沖縄有事」「日本有事」に直結する。

潮氏は「来年の北京冬季五輪を考慮すれば、ミリー氏の分析通り、すぐに中国軍が台湾侵攻する可能性は考えにくいが、五輪後はリスクが高まっていく。日本も台湾有事への警戒感をアピールし、中国をけん制する必要がある」と語った。

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