勝負師たちの系譜

王将戦の挑戦者は誰に? 「通算7割の若手」条件に当てはまる近藤誠也七段1/2ページ

安定した成績で王将戦では挑戦者の可能性を残す近藤七段
安定した成績で王将戦では挑戦者の可能性を残す近藤七段

王将リーグはすべてのタイトル戦の予選の中で、最も過酷なリーグと言える。

リーグ戦の人員はわずか7人。1人6局の総当たりを行い、挑戦者を決めるのだが、降級者は3人とあって、成績優秀者も挑戦を逃すと即、降級が目の前にチラついてくる。

名人への挑戦者決定リーグとなる、A級順位戦でも定員10人で降級は2人だから、王将リーグの厳しさがお分かり頂けよう。

現に昨年は藤井聡太二冠(当時)でさえ、最初3連敗し、後を3連勝したものの、順位の差で降級となったほどだ。

今期のリーグ戦のメンバーは、渡辺明王将を除くタイトル保持者3人と、元タイトル保持者が3人入っている。普通はそのクラスでないと、リーグ入りできないのだ。

しかし今回取り上げたいのは残るもう1人の棋士、近藤誠也七段である。

近藤は渡辺と同じ、所司和晴七段門下で、25歳。2015年に棋士になった若手棋士で、現在の順位戦のクラスはB級1組。竜王戦は3組と、どちらも最高のクラスにいる訳ではない。

しかし近藤は、藤井のB級2組までの4年間の順位戦(40局)で、唯一の黒星を付けた棋士であり、藤井より先にB級1組に上がった実力者だ。

近藤のB2までの順位戦は、すべて8勝2敗と9勝1敗という好成績で、B級1組に上がっても7勝5敗の勝ち越し。今期は初めて2勝4敗と苦戦をしている。

また通算成績も6割9分を超えていて、私の言う7割の若手は必ず出てくるという条件に当てはまっている。

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