勝者のワザ

小柄でも飛ばせる2つのポイントとは? マイナビABC選手権優勝・浅地洋佑の技に迫る1/1ページ

しっかり飛距離も出せる浅(提供写真)
しっかり飛距離も出せる浅(提供写真)

マイナビABC選手権でツアー3勝目を挙げた浅地洋佑は169センチと小柄な選手だ。その体躯でもツアーで戦い、勝利を収めるだけの飛距離と技術を有している。

ドライバー平均飛距離は278・34ヤードで部門別ランキングは72位。これは、あくまでも平均数値で、飛ばしたいときには300ヤード近くまで飛ばす。小柄な浅地の飛ばし技に迫ってみよう。

(1)大きなバックスイング。

(2)ダウンスイングからクラブヘッドを走らせる。

以上の2点が、大きなポイントになっている。 大きなバックスイングをとるために、浅地がルーティンにしていることがある。それは、フォワードプレスと呼ばれるもので、浅地の場合はアドレス状態からグリップをわずかに飛球線方向に押して、その小さな反動を利用してクラブヘッドを遠く、高く上げていく。

静止状態からいきなり始動させようとすると、右にスエーしたり、手首のコッキングが先行して十分に体のターンが行われない縮まったトップになったりする危険性がある。スエーを防ぎ、十分に体をターンさせるには、始動の合図として右ヒザを飛球線方向にわずかに押し込むタイプのフォワードプレスが効果的で腕、クラブの運動量を大きくしたい人は浅地タイプが適している。

さて、浅地は、大きなトップスイングから、どんな方法でクラブヘッドを走らせているのであろうか。

クラブを速く振ろうとしている?

腕を長く使ってダウンスイング以降も大きなスイングアークを描く?

そんなことをイメージしがちだが、どちらも答えは「ノー」である。

高い位置から、左グリップエンドを右つま先直前に突き刺すように直線的に引き落とす。小柄な人がグリップエンドを飛球線方向に引っ張ったり、ボールに向けていくのはNGだ。これでは、クラブヘッドを走らせることはできない。

右つま先前に突き刺すように意識することで上半身の突っ込みグセもなくなるし、右太モモ前で右手が左手を追い越していくからクラブヘッドは一気にインパクトゾーンを走り抜けていく。

小柄な人、パワーに自信のない人は、この方法で予想以上の飛距離を打ち出せる。

■浅地洋佑(あさぢ・ようすけ) 1993年5月24日生まれ、28歳。東京都出身。6歳でゴルフを始める。2008年「日本ジュニア」(15―17歳の部)優勝。杉並学院高卒業後、11年にプロ転向。19年5月の「ダイヤモンドカップ」でツアー初優勝、同年9月の「ANAオープン」は5人によるプレーオフを制して2勝目。得意クラブはサンドウエッジ。169センチ、68キロ。

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