“期待外れFA戦士”陽岱鋼、巨人残留の真相 契約満了、戦力外との見方も…チームに希少な「右打ち外野手」1/1ページ

陽の今季最後の打席は9月11日の中日戦。代打で空振り三振に倒れた
陽の今季最後の打席は9月11日の中日戦。代打で空振り三振に倒れた

巨人・陽岱鋼外野手(34)は5年契約最終年の今季、1軍出場わずか7試合にとどまった。2016年オフに日本ハムからFA宣言し、総額15億円(推定)の巨大契約で迎えられながら、ケガや不振で報酬に見合う働きはできず。契約満了とともに戦力外との見方が強かったが、まさかの来季残留となった背景とは―。

開幕から2軍暮らしが続いた今季は8月28日にようやく1軍昇格も、7試合で7打数1安打、打率・143と振るわず、9月12日に出場選手登録を抹消されてそのままシーズンを終えた。端から見れば完全に構想外の扱い。巨人での5年間で打率・258、24本塁打、97打点では無理もない。

高橋前監督の就任1年目に広島に17・5ゲームの大差で2位に終わると、V奪回に躍起な球団親会社は補強の大号令。当時の巨人フロントは故障がちでスランプの長い陽をあまり評価しておらず、別のFA外野手の獲得に動いたが破談に。それでも親会社の「補強せよ」の圧力はやまず、オリックスと合意間近だった陽を破格の条件で〝強奪〟したが、誰にとっても不幸な移籍となった。

今オフにクビを免れたことで、契約時まことしやかにささやかれた「実際の契約年数は6年」「選手側に延長オプションが1年付いている」といった情報が改めて注目されるが、球団関係者は「間違いなく契約年数は5年だった。オプションもなかった」と断言。そのうえで「確かに(契約更新は)意外に見えるが、現状で右打ち外野手は石川くらい。年俸を10分の1くらいまで引き下げての残留は不思議ではない」と指摘する。

今秋ドラフト指名した外野手も5位の法大・岡田悠希(21)1人だけで、やはり飽和気味の左打者だ。「ベテランの亀井が引退して、経験のある外野手も少ない。外に出して活躍されるよりは『当たればもうけもの』くらいの感じじゃないか」と前出関係者。いびつなチーム構成にも助けられた、〝泣きの1年〟が実情のようだ。 (片岡将)

zakスペシャル

ランキング

  1. 韓国の半導体“衰退危機” 素材・部品など日本頼みが致命的 経済成長率も日本下回る予測 生き残るには米中間「二股外交」か

  2. 【歌姫伝説 中森明菜の軌跡と奇跡】中森明菜、レコ大連覇へ周囲はピリピリ 「ノンフィクション・エクスタシー」は不振

  3. 坂本一生が驚きの「変身」ぶり 金髪に真っ黒日焼け肌…プロレスラーのような肉体に

  4. オミクロン株の厳しすぎる基準で〝全国民が濃厚接触者〟認定の危機 東京では2月に140万人も 専門家はやみくもな検査急増に警鐘

  5. バラエティー、ドラマ、グループで…芸能界深刻、オミクロン拡大 佐々木希、小島瑠璃子、小峠英二、ディーン・フジオカら次々と感染 検査機会も多く

  6. 佐渡金山の世界遺産推薦見送り問題 高市氏が林外相を追及!「国家の名誉に関わる。年度内にすべきだ」「韓国への外交的配慮あるのか」

  7. 永島優美アナ、遅咲きブレイク フジ女子アナは「堅実路線」にシフト

  8. 【日本の解き方】日銀の物価見通し上方修正で、早期利上げとはしゃぐ半可通 インフレ目標達成はまだ遠く…マクロ経済からかけ離れた議論

  9. 森保ジャパン〝綱渡りの天王山〟主力のケガにオミクロン株余波…ドタバタ続きの舞台裏 中国代表も深刻な状況

  10. 【山崎武司のメッタ斬り 生涯ジャイアン】日本ハム・清宮の10キロ減量は大正解 22キロ減で本塁打王の経験者が断言「ケガは減り身体のキレは増す」