中山徹 俺にも言わせろ

首位タイの重圧…軽くなった谷原、重くなった金谷 優勝の2文字がプレッシャーと化したサンデーバックナイン1/2ページ

谷原秀人が三井住友VISA太平洋マスターズを制した。34回目の最終日最終組を数えた谷原は8年ぶりの大会2勝目を挙げ、ツアー通算勝利数を15勝とした。

同じ広島県出身であり、東北福祉大ゴルフ部の後輩である金谷拓実と1打差の単独首位でスタートした谷原に、優勝の2文字がプレッシャーと化したのはサンデーバックナインに入ってからだと思う。前半で順調にスコアを伸ばし、金谷とは3打差。逃げ切りたい、勝ちたい思いが一段と強まって当然だ。

ゴルフはメンタルのスポーツとは、よく言ったものだ。テレビ中継が始まった当初の谷原の顏はこわばっていた。「ダメだ、ダメだ。そんな顏してちゃ、勝利の女神さんが近寄ってこないよ」。俺は一緒にテレビ観戦していたカミさんにそう解説してみせた。谷原は11番ホールでボギーを叩き、13番ホールでもボギー、14番ホールでは池ポチャをしでかしてのボギー。自らのミスで、ついに金谷に追い着かれる。

テレビ観戦していた方は、気づいただろうか。15番ホールへ向かうインターバルでの谷原の顏から、こわばりがきれいサッパリ消え去っていたのだ。それを見て俺は予言した。「優勝は谷原だな」。

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