ダッグアウトの裏側

米メディアの中にある「記者投票禁止ルール」 「ジャーナリストがニュースになってはならない」基本方針も1/2ページ

大谷の故郷岩手の地元紙も都内でMVP号外を配った=19日、JR新橋駅前
大谷の故郷岩手の地元紙も都内でMVP号外を配った=19日、JR新橋駅前

米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手(27)が満票でア・リーグMVPを受賞。テレビで生中継されるほど日本での注目度は高かったが、米メディアの中には記者投票を禁じている社があることをご存じだろうか。米国時間22日付の「ニューヨーク・タイムズ」(電子版)に、その理由や経緯が掲載されていた。

「ジャーナリストはニュースを報じるべきで、(自分自身が)ニュースになってはならない」が同紙の基本方針。独立性や中立性を守るため、1989年から米野球殿堂入り選手や大学フットボールの最優秀選手賞(ハイズマン賞)でも記者投票を禁じており、ロサンゼルス・タイムズやワシントン・ポストという有力紙も同じという(筆者の記憶ではAP通信も禁止)。

2週前の当欄で触れたように、日米ではMVPの選出方法が違う。投票するのは、日本がプロ野球報道に5年以上携わっている記者ら200人以上で、大リーグは各リーグ30人ずつ。全米野球記者協会(BBWAA)のメンバーの中から、15球団の本拠地ごとに2人が選抜される。記名式で、2012年からは誰に投票したかもサイト上で公開されるようになったので、結果や選出理由に納得できないファンから批判を浴びることも少なくない。まさに記者自身がニューストピックスになってしまうのだ。

契約の問題もある。スター選手は年俸以外に、MVPやサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を出来高払いの対象項目にしている。ナ・リーグMVPのブライス・ハーパー外野手(31)=フィリーズ=は、今回の受賞で50万ドル(約5800万円)のボーナスを獲得。1票の価値が高いため、買収や収賄の可能性も否定できない。

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