実録・人間劇場

ニュー西成編(4) 「ユンボの手元」…解体現場での背筋が凍る話 寄せ場は快適?晩飯は抜群にうまい手作りビュッフェ1/2ページ

寄せ場は狭いが個室で液晶テレビ付きだ
寄せ場は狭いが個室で液晶テレビ付きだ

「タコ部屋」と呼ばれることも多い寄せ場は、肉体労働に従事する者たちが共同生活をする寮のような場所である。ネットでまことしやかにささやかれる寄せ場のイメージといえば、労働時間は1日15時間を超え、雑魚寝部屋に閉じ込められ外出することはできず、その寄せ場でのみ使用することができる通貨がある、といったところだろうか。

私が大阪市西成区で入った寄せ場は、そんなイメージに比べればはるかに過ごしやすい場所であった。まず、雑魚寝ではなく鍵の付いた完全個室だった。部屋の広さは1畳以上2畳未満、支給された布団からは解体現場から労働者が連れて帰ってきた南京虫がはい出してくるが、液晶テレビが1部屋に1台ずつ設置されていた。朝飯と昼飯は色味に乏しい弁当だったものの、晩飯に関してはビュッフェ形式だ。

「うまい飯を食わんことには体も動かんやろ」

と、寄せ場専属の調理師が毎食手作りで振る舞ってくれる。

そして、このビュッフェに並ぶおかずたちが抜群にうまい。1日現場で汗を流し、寄せ場に戻って大浴場で汗を流し、揚げたてのジューシーな唐揚げに白飯を頬張れば、生きている喜びすら感じてしまい、あっという間に眠りについてしまう。

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