CS・BS 今週の狙い撃ち

極限状態での欲望が緊迫感を生み出す 全6話を一挙放送「北氷洋」(スカパー!CS316 AXNミステリー12月4日(土)午後4時)1/2ページ

「北氷洋」 ©See–Saw Films
「北氷洋」 ©See–Saw Films

4日午後4時からスカパー!AXNミステリーで放送されるのが、今年イギリスで放送され話題となったドラマ「北氷洋」です。全6話を一挙放送なので、この機会に集中してみておきたい大作です。

19世紀。地獄のような戦場を体験した元軍の外科医であったパトリック・サムナーは、北極海をめざす捕鯨船の船医として乗船することになった。しかし、彼の地獄は終わっていなかった。サムナーは野蛮なモンスターのような男、ヘンリー・ドラックスと対峙していくことになる…。

ミステリーのスリリングさもさることながら、北極海でのシーンは日本のテレビドラマでお目にかかれるようなものではありません。極寒の中でアザラシを殺していくシーンなどは、寒さと銃声と動物の血飛沫が相まって、実際に見たことがない光景でも、妙なリアルさを感じます。実にイギリスらしい骨太な内容といえます。

そして人間は元々これくらい自分中心で生きていく生き物なのではないのだろうかと思わせるほどの欲望が、緊迫感を生み出します。ほんの100年と少し前まで、義務教育が行き届くまでの人間はこれほど欲望をむき出しにして生きていたののかと、人間の本質にまで思いが至るほどです。

原作は2016年のブッカー賞の候補作となり、ニューヨーク・タイムズの同年度ベスト・フィクションの1冊にも選ばれた、イアン・マグワイアの同名作品(新潮社出版)です。

zakスペシャル

ランキング

  1. 【これだけは押さえておきたい鎌倉殿の13人】源義経(菅田将暉) 静御前との青春悲恋ストーリーに注目

  2. 田中みな実『あざとくて何が悪いの?』打ち切り報道→Pが否定 騒動にも動じない理由

  3. ワクチン追加接種、日本は先進国で〝最下位クラス〟 OECD加盟国の大半は20~60%台…日本わずか1・88% 供給元に明確なデータ示せず供給遅れか

  4. 事務所クビ報道の東出昌大、出演映画好調で「第4弾を」の声も険しい今後

  5. 「何年同じことをやってるのよ」巨人・川相ファーム総監督が指摘するチームの問題点 いくら技術を伝えても、うまく継承されていない現状に警鐘

  6. どうやって撮影したのか?共通テスト問題流出事件 ITジャーナリストの三上洋氏「スマホのみ使用の可能性が高い」「発信者特定は時間の問題」

  7. 【教えて愛先生 オミクロンに負けない!自粛不調と免疫力低下を同時ケアする食・薬・習・慣】リモートで悪化する腰痛対策 ビタミンDやK、カルシウム豊富な「おつまみ」を

  8. 坂本一生が驚きの「変身」ぶり 金髪に真っ黒日焼け肌…プロレスラーのような肉体に

  9. 【歌姫伝説 中森明菜の軌跡と奇跡】中森明菜、レコ大連覇へ周囲はピリピリ 「ノンフィクション・エクスタシー」は不振

  10. 日本企業の「脱中国」は進むのか? 習近平指導部の政策が足かせ…経済成長減速へ 識者「撤退する場合も手順多く簡単ではない」