よみがえる日英同盟

英空母「クイーン・エリザベス」日本初来航の歴史的意味 英国にとって「太平洋の最良のパートナー」 安倍政権以降に急速に深化1/3ページ

海自護衛艦「いせ」から見る、英最新鋭空母「クイーン・エリザベス」=8月、沖縄南方
海自護衛艦「いせ」から見る、英最新鋭空母「クイーン・エリザベス」=8月、沖縄南方

「日英同盟」復活の動きが見えてきた。中国共産党政権が軍事的覇権拡大を進めるなど、わが国と世界が直面する「新しい時代の脅威」に対峙(たいじ)するために、日米同盟を補強・発展する必要があるのだ。英海軍最新鋭空母「クイーン・エリザベス」が今年、日本に来航した歴史的意味とは。岸田文雄政権は「自由・民主」「人権」「法の支配」といった共通の価値観を守り切る覚悟を示せるのか。著書『日本が感謝された日英同盟』(産経新聞出版)が注目されるジャーナリストの井上和彦氏が、かつての日英同盟を振り返り、日本の進むべき道を考察する。

2021年9月、英海軍最新鋭空母「クイーン・エリザベス」が日本に初めて寄港し、周辺海域で海上自衛隊などと数次にわたって共同訓練を実施した。香港の旧宗主国として、中国の世界的脅威に目覚めた、英国の「太平洋シフト」を象徴するかのような空母打撃群の派遣といえる。

英国は同月、これに合わせるかのように、米国とオーストラリアとの新たな安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」創設を発表した。英国は、日本と米国、オーストラリア、インドによる戦略的枠組み「QUAD(クアッド)」にも参加する意向を示している。

さらに、英国はTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)にも参加申請しており、まさに“脱欧入亜”ともいうべき動きを加速させているのだ。

もとより、TPPの構成11カ国のうち、半数以上が「英連邦」の国であり、うち3カ国(カナダ、オーストラリア、ニュージーランド)は、英国の君主(エリザベス2世)を自国の君主とする「英連邦王国」の主要国なのだ。つまり、英国にとっては、欧州よりも血縁のある親族は太平洋にあるのだから、何ら不思議なことではない。

zakスペシャル

ランキング

  1. “東証大暴落”100兆円吹っ飛ぶ 新興市場はリーマン・ショック超える惨状 冷淡「岸田ショック」に怨嗟の声、悲鳴に耳は傾けないのか

  2. 【これだけは押さえておきたい鎌倉殿の13人】源頼朝(大泉洋) 政子を魅了し、亀を妾に 〝ガッキーを泣かせる〟困った女癖

  3. 大関昇進会見に異例同席、御嶽海の母マルガリータさん 注目度の高さは息子以上!? NHKアナも質問、ファン期待に応える好判断

  4. 27年の歴史に幕、NHK「ガッテン!」で気になる小野文惠アナの去就 25年間の東京勤務に不満の声も…紅白に続く〝若返り〟策か

  5. 「犠牲にすること多かった」氷川きよし、活動休止の胸の内明かす 〝演歌界のプリンス〟が抱えた苦悩

  6. 中国“強気発言”のウラ 米中外相会談、王外相「五輪の妨害をやめるべきだ」 バイデン政権の低迷突くも「虚勢であり、意味を持たない」識者

  7. 北朝鮮で車道に車やトラック放置が続出 深刻なタイヤ不足で動かせず

  8. 「マスクの下でうっせぇわ!」サラリーマン川柳100選 コロナ禍で変わった仕事風景描いた作品が目立つ

  9. 新型コロナ感染者数最多も「重症者0・1%」の現実 第5波より大幅減、病床逼迫には警戒 小池知事は緊急事態宣言要請に言及

  10. 【ぴいぷる】女優・歌手、龍真咲 宝塚トップはピラミッドの「底」支えながら向かう方向へ動かすのが役目 復帰コンサート2月19日、大阪・サンケイホールブリーゼで開催