北京冬季五輪は“雪不足” 降雪量少なく人工雪頼み「本番には間に合う」 生活用水不足の懸念も1/1ページ

茶色い地肌が…。北京冬季五輪の会場となるスキー場=27日、中国河北省張家口(共同)
茶色い地肌が…。北京冬季五輪の会場となるスキー場=27日、中国河北省張家口(共同)

来年2月の北京冬季五輪に向け、スキーの会場となる北京と河北省張家口で人工雪を降らせる作業が大急ぎで進められている。降雪量が少ない地域のため人工雪が頼りで、27日時点で雪が全く積もっていないコースもある。現地の担当者は、本番には間に合うと説明しているが…。

複数種目を行う張家口のスキー場では27日にスキークロスのテスト大会が開かれ、各国選手が人工雪を固めた斜面を滑った。コース整備担当者は「今年はすでに例年より多い雪が降った」と話す。ただ、同じスキー場にあるモーグルのコースは積雪がゼロ。ハーフパイプもうっすらと雪が覆う程度で滑れる状態ではない。

スキー場内では多数の人工降雪機が稼働していた。担当者は本番までに問題なくコースを作れるとの認識を示すが、「気温が高いと作業はできず、低温時は連夜のように作業している」と苦労もうかがわせた。

北京や張家口は降雪量が少なく、20センチも積もれば「大雪」と呼ばれる。別の関係者は「過去の五輪でも人工雪が主流だ。自然雪より雪質は良い」と話している。

もっとも、造雪には大量の水が必要。しかも北京や河北省は中国中部の長江流域から用水路で水を引くほど水資源が貴重だ。北京市延慶のアルペンスキー会場は2つのダムから水を調達。大会組織委員会の幹部は「使うのは生活用水の数%にすぎない」と話し、水不足の懸念の打ち消しに躍起だ。

張家口の担当者は、性能が良いイタリアの人工降雪システムを使って節水に努めていると強調したが、本当に間に合うのかどうか。〝気温次第〟の綱渡り作業が続いている。

zakスペシャル

ランキング

  1. 韓国の半導体“衰退危機” 素材・部品など日本頼みが致命的 経済成長率も日本下回る予測 生き残るには米中間「二股外交」か

  2. 息切れ、強い倦怠感、ブレイクフォグ「ワクチン後遺症」に苦しむ人たち

  3. SNSを一斉削除、酒井法子に不穏な空気 「新事務所の立ち上げによる出直し」との報道も

  4. 〝二刀流〟に挑む日テレ・桝アナ、40歳で大学研究員に転身の思い 「よりよい科学の伝え方についてもっと深く考えて…」 後輩・水卜アナもエール

  5. 日米、沖縄南方で異例の大規模共同訓練の狙いとは 中国や北朝鮮の軍事的覇権拡大の姿勢に警戒か 識者「演習が有事のテストになる」

  6. 池袋ホテル82歳男性刺殺事件 容疑者の女「路上で声掛けてホテルに行った」 「パパ活していた」との供述も

  7. レコード人気じわり復活 生産10倍、デジタルと共存 「聴くための〝手間〟に魅力を感じる人が増えたのではないか」

  8. 霜降り明星・せいやの物議を呼ぶ破局発言 3時のヒロイン福田との交際報道に事務所〝過剰反応〟でさらに波紋か

  9. 13場所ぶり3度目Vの御嶽海、母・マルガリータさんはツイッターでトレンド入り! 歓喜の場面が映し出されて…解説の北の富士勝昭氏「お母さんのファンです」

  10. 「重点措置」適用拡大、2年前から代わり映えしない対策…「日本は『ウィズコロナ』『ポストコロナ』のビジョンが希薄すぎる」 村中璃子氏が苦言