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オミクロン株で円安は止まるのか? 注目すべきはカネ余り日本からの対外資金移動1/2ページ

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)がようやく収束に向かい始めたと思いきや、新型の変異株「オミクロン」が発生し、世界の株式市場を震撼(しんかん)させている。

円・ドル相場のほうはというと、円安がピタリと止まった。円相場はさまざまな情報で動く。今後円高に転じるのか、それとも円安基調に変わりはないのか。注目すべきは世界最大のカネ余り日本からの対外資金移動である。

グラフはアベノミクスが始まった2012年末に比べた日本の対外金融債権と日銀資金発行残高の各増加額と円の対ドル相場である。今年6月末で対外債権は513兆円、日銀資金発行は489兆円増だ。日銀がカネを刷っても、それ以上に資金が外に向かって奔出している。

7~9月期の国内総生産(GDP)は年率換算537兆円で、12年10~12月期よりも43兆円増にすぎない。対外金融資産増の内訳は証券投資276兆円と半分以上を占め、次いで対外直接投資119兆円という具合である。

日銀資金がつぎ込まれた国内の短期金融市場から、国内外の投資ファンドなどが資金調達して米国などの国際金融市場で株式や債券で運用して荒稼ぎする。企業は中国や米国などの現地生産拠点に投資するわけである。円資金はまずドルに置き換わるので、円売りドル買いが盛んになり、円安の趨勢(すうせい)が定着する。

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