編集局から

ヤクルトの日本一 高津監督の「感謝、感謝、感謝」というセリフ 野村克也さんにも届いたはず1/1ページ

熱戦が続いた今年のプロ野球日本シリーズ。第5戦の取材を終えて東京ドームから帰宅すると、大きな段ボールが届いていました。

中身は半年前に予約発売された「野村克也STORY BOX」。実は私もDVDに出演していたため、息子で代理人の団野村さんが送ってくださったのです。サインのレプリカなど豪華な特典も盛りだくさん。最後に小さな箱を開けると、ノムさんが晩年にジャケットに付けていた監督通算1500勝記念のピンバッチのレプリカが入っていて、目頭が熱くなりました。

次戦が行われる神戸へ向かう前夜。何というタイミングでしょう。天国から「これを付けて、俺の代わりに高津が日本一監督になるのを見てきてくれ」と託された気がしました。そしてヤクルトは6戦目で5時間の延長戦を制して日本一に。他の記者に気づかれないよう、6年前からパソコンの壁紙にしているノムさんの写真を、そっとグラウンドに向けました。

優勝インタビューで高津監督は「感謝、感謝、感謝」と、1993年に恩師が日本一になったときと同じセリフを口に。聞いた瞬間、神戸の真っ黒な夜空を見上げてしまいました。きっと天国まで届いたはずです。(運動部・塚沢健太郎)

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