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先の衆院選で「裏金を要求された」と、自民党の泉田裕彦国交政務官(59、比例北陸信越ブロック)が自身のツイッターで告発した問題で、泉田氏は3日、裏金を要求された際のやり取りだとする音声データを公開した。泉田氏に会話の相手だと名指しされた星野伊佐夫新潟県議(82)は同日、「裏金の要求」を改めて完全否定した。
音声は約26分あり、泉田氏の国会事務所を通じて提供された。泉田氏によると、9月4日に星野氏の自宅での面会時に録音された。
音声データには、泉田氏の厳しい選挙情勢をめぐり、「比例(復活)にひっかからんかったら終わりだよ」「とにかく必要経費をばらまこう。2000万(円)や3000万(円)なんか、もったいながったら人生終わりだよ」などと話す男性の声が入っていた。
泉田氏が「どうしたらいいんですかね?」と尋ねると、相手の男性は「この話は(秘書とみられる人物)の耳にも入れてはならない。あんた一人の腹」と応じている。
音声の公開を受け、星野氏は同日、新潟県庁で記者会見し、「泉田氏が訴えた裏金の話はまったくの作り話で、作文だ。音声は意図的に重要な部分が抜いてある。会談で出た『2~3000万円』は必要経費で政治活動費。表の金だ」と語った。
事態は泥仕合の様相も呈してきた。もはや司法の場で決着させるほかないのか。