次にサイバーコム(3852)は、5G関連のコアストックとして注目する。21年12月期第3四半期連結売上高は114・21億円(前年同期比12・5%増)、営業利益は8・51億円(同25・8%増)だった。
ソフトウェア開発事業については、通信ソフトウェア開発において5Gのコアネットワーク装置開発案件等が好調に推移している。SIサービスにおいては、社会インフラ及び金融系を中心とした仮想化、クラウドへの移行案件、セキュリティ対策案件やネットワーク構築案件が堅調に推移しており、5Gの基地局検証案件については好調に推移した。
そしてGunosy(6047)は、保有するGaragePreneurs Internet Pvt.Ltd.の「強制転換条項付転換社債」について、転換に伴い、GaragePreneursの発行する「強制転換条項付優先株式」を取得することになった。これが注目ポイント。
GaragePreneursが提供するインドのデジタルクレジットカードサービス「slice」は、モバイルアプリを用いたシンプルで透明性の高いクレジットカードサービスを提供しており、ここ数カ月非常に速いペースで規模を拡大している。なお、Gunosyはおよそ3年前からインド市場の大きな成長可能性に着目し、有望な高成長スタートアップへの投資を行ってきた。(株式会社カブ知恵代表取締役・藤井英敏)