企業集めて“ナスコンバレー” 栃木県那須町で技術革新目指す「協議会」発足 ドローン配送から広がる夢に20社が参画、来春実用化1/1ページ

ナスコンバレー
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栃木県那須町にさまざまな企業が集まり、技術革新を目指す「ナスコンバレー協議会」が発足した。IT企業が集まる米カリフォルニア州のシリコンバレーになぞらえ、将来的には異業種交流によりテクノロジーの拠点化を目指す。まずは身近な地域の課題解決として、別荘地における交通の便を改善しようと、ドローンを使った空輸サービスの実験を始めている。

那須の雄大な自然を見下ろす高台に立つコテージに近づく1台のドローン。複雑に入り組んだ山道をものともせず、飲み物などを入れた箱を運んだ。出発点からは直線距離で約900メートル。車では10分程度かかる道のりを、約3分で飛び越えた。

空輸サービスの実証実験を始めたのは、協議会参加企業の1つで、ドローンの開発や製造を手掛ける「VFR」。社長の湯浅浩一郎さん(44)は、社員らと仕事で那須町のコテージに滞在した際、近くに店が少なく、食材や飲み物を買い足すのが難しいと実感。

さらに、宅配業者から「細い道が多い上、点在する別荘は番地も複雑で、配達ミスが起こりやすい」との声が上がっていることも背中を押した。

社員らと話し合う中で、ドローンを使った配送アイデアが浮上。11月から、バーベキューの食材や飲料などの空輸を始めており、来年春ごろの実用化を目指している。

11月時点でナスコンバレー協議会には、教育や住宅、ITなどさまざまな分野の約20社が参画。都心からのアクセスが良く、自然も豊かで人気の那須に多様な人材が集まり、交流してアイデアを生み出す狙いもある。

湯浅さんは、「ここでの新たな出会いから生まれたテクノロジーで、那須、さらには日本に暮らす人たちの生活が少しでも豊かになれば」と日本型のシリコンバレーの発展に期待している。

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