戦うことは「悪」ですか

悪化した「尖閣問題」「拉致問題」 日本に“戦ってでも守る”という圧力が欠け、相手国に「舐められている」のが原因1/2ページ

わが国固有の領土、沖縄県・尖閣諸島は、習近平国家主席の中国に脅かされている
わが国固有の領土、沖縄県・尖閣諸島は、習近平国家主席の中国に脅かされている
その他の写真を見る (1/2枚)

自著『戦うことは「悪」ですか』(扶桑社)が、第4回アパ日本再興大賞を受賞したことをきっかけに、夕刊フジから久々のお声がけを頂いた。実に6年ぶりの連載に心躍っている。というわけで、夕刊フジ読者のみなさん、「お久しぶりです!」。

この6年間に、日本はどう変わったか。大変残念なことに、私が力を入れて取り組んできた「尖閣問題」も、「拉致問題」も、改善するどころか悪化した。

沖縄県・尖閣諸島はじりじりと中国が実効支配の度を高め、空からも海からも民間メディアの目が入らなくなった。私たち民間有志は「尖閣に行く」と言ったら最後、石垣島からの出港さえ阻まれるようになった。

北朝鮮による拉致問題は、2002年の5人の帰国以降、まったく進展がなかった。一方で、一日千秋の思いで肉親の帰国を待つご家族は、横田めぐみさん=拉致当時(13)=の父、滋さんをはじめ、歯が欠けるように亡くなっている。

政府が「オールジャパンで取り組んでいる」はずの問題が、このように未解決のまま膠着(こうちゃく)、悪化している最大の理由は何か。

誤解を恐れずにいえば、日本が「舐められている」からであろう。外交交渉の裏付けとなる「圧力」が、日本にはすっぽりと欠落しているのだ。「圧力」の最たるものは「武威」だ。話し合いで決着がつかず、一線を越えたら「戦ってでも守る」という武威の裏付けがあってこそ、外交交渉にも迫力が出る。それなしに、いくら「遺憾砲」を連発しても、相手は痛くもかゆくもない。そうこうするうちに、状況は悪化し、国の尊厳が損なわれていくだけなのだ。

zakスペシャル

ランキング

  1. 【警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識】深発地震後のプレート上のつながり 700キロメートル地下で起きた〝世界一深い大地震〟が浅い地震を引き起こした?

  2. 安倍氏・高市氏ら猛反発!佐渡金山の世界遺産推薦見送り 「日本には後ろめたいことがある」世界に間違った印象も 「岸田政権は韓国の術中にハマった」識者

  3. 盛られた苦労話…宮迫博之〝黒幕〟発覚でネット民ドン引き 焼き肉店の開店めぐり「ネタ」とは受けとめず「嘘」とみる反応も

  4. 【山崎武司のメッタ斬り 生涯ジャイアン】日本ハム・清宮の10キロ減量は大正解 22キロ減で本塁打王の経験者が断言「ケガは減り身体のキレは増す」

  5. 【ニュースの核心】危うい対中融和、岸田政権〝楕円の理論〟 首相と外相が一字一句違わず「共存」目指すような発言、消し去られた日米共同声明

  6. コロナ重点措置でマラソン大会中止ラッシュ 川内優輝選手が語る「政府への疑問」

  7. 【トップ近況】小型車が次世代の主流に 「2025年はEV時代への分水嶺」 日本電産・永守重信会長

  8. 来るのか巨大地震〝今最も危険な3地区〟 山形異常な状況「東北・太平洋岸」 急激な高さ変動「北信越」 水平方向の動き「九州・沖縄」

  9. 【寅年女いい女2022】王林 郷土溢れる津軽なまりの〝非〟天然キャラ スタイルは一流モデル並み

  10. 若手国内組はシラケムード? 変わらぬ「海外&ベテラン」の偏重、森保ジャパン国内合宿3日目