「冬は日照時間が短いので、紫外線で体内に生成されるビタミンDも減少します。ビタミンDは、カルシウムの吸収で欠かせないことに加え、筋肉の合成にも欠かせません。身体をなるべく動かしつつ、ビタミンDを意識してとりましょう」
ビタミンDの増やし方は別項を参考に。ただし、ビタミンDをとっても動かなければ意味はない。筋力は減り、骨はもろくなる。この状態で無理に運動をしようとすると、ひざや腰を痛めるなど故障につながりかねないのでご用心。また、食事制限によるダイエット法もあるが、コロナ自粛明けの忘年会などは、できれば楽しみたいところだろう。
「急激なダイエットは、リバウンドを引きこすので逆効果です。また、今の時期、我慢を強いるとストレスがたまります。何事も急に変えようとすると大きな負担になることがあります。少しずつ見直しましょう」
その方法を次週紹介する。 (安達純子)
■ビタミンDの増やし方
□1日15分~30分は直射日光にあたる
□手のひらを太陽にかざすようにすると、顔の日焼けも防ぐことができる
□サケやマグロ、サバなどの脂の多い魚類をメインディッシュに選ぶ
□キクラゲや干ししいたけなどのキノコ類をよく食べるようにする
□食事でのビタミンDの摂取が難しい場合、サプリメントも活用する