ODAの第2捕手目線

1年で多くのことを学んだ社会人野球 プロ指導でも役立つと確信1/2ページ

都市対抗は小田氏にとって貴重な経験となった=5日、東京ドーム
都市対抗は小田氏にとって貴重な経験となった=5日、東京ドーム

私がヘッドコーチを務める三菱重工Westは、現在大詰めを迎えている都市対抗野球(東京ドーム)で、1回戦は勝利を収めましたが、2回戦で東京ガスに1―5で敗れ、大会を終えました。

来年から中日の2軍バッテリーコーチ就任が決まっている私ですが、1年間という短い時間でも非常に多くのことを学ばせてもらいました。

三菱重工Westは36人。そこに都市対抗独特の補強選手3人が加わった39人から25人のベンチ入りメンバーを選抜しなければなりません。ヘッドコーチとして用兵、作戦も任せていただいていたこともあり、チーム全体を見渡し、投手、野手の調子の把握や、試合ごとに守備重視で行くのか、打力を重んじるのか、といった戦術面の判断を常に下していました。

この経験はプロの指導者としても必ず役立つと確信しています。勝つために、ベンチが必要とする選手の能力は、その試合で採る戦術によって変化します。例えば、相手チームの主軸に左の強打者がいるとします。この打者を抑えるには、「手元で変化するスライダー」とか、「内角に投げ切れるマウンド度胸」といった具体的な特長が求められます。ただ単に速いボールや遠くに飛ばすといった漠然とした能力では決してないのです。

2軍での育成を任される立場として局面で求められる特徴ある選手を1軍に送り込みたいという思いを強くしました。

球界全体を考える上でも、とても多くのことを知ることができました。2021年現在、社会人とクラブを合わせたチーム数は346。社会人は減少しており、クラブチームに移行しているという傾向が出ています。

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