飲み会中にできる悪酔い対策はあるのか。「ビールはジョッキだと一気に大量の酒を飲んでしまうので、瓶から小さなグラスに注ぐ。濃い酒は水やお茶で割ったり、チェイサーを飲むといいが、炭酸で割ると胃や腸が活発に動いてしまうので注意が必要だ。甘いサワーには糖質が多く含まれ、肝臓がアルコールを分解することを妨げるので注意したい」と栗原氏。
食べ物にも工夫の余地がある。「食物繊維が多く含まれる物から食べ始めると、消化に時間がかかるためアルコールの吸収もなだらかになる。また、アルコールの分解に必要なビタミンBが含まれる豚肉、ブリ、サバや、胃の表面に膜を作る鶏のから揚げやとんかつもいいだろう」
飲み会の前後にできる予防策として、栗原氏はこうも助言する。
「飲む前にはカカオを多く含んだビターチョコもおすすめだ。もし悪酔いしてしまった場合は、脱水を防ぎ肝臓の分解作業を助ける水を飲むのがいいが、のどに詰まらないよう氷を抜いておきたい」
感染と悪酔いにはいずれも十分警戒したい。