箱根駅伝外伝~東洋大元監督・佐藤尚が語る~

(12)1区若松儀裕は卒業後、東日本実業団駅伝で区間新 2区山本浩之は東洋大付牛久高校の監督に1/2ページ

若松儀裕
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箱根駅伝初優勝から2日後の1月5日の夜、佐藤はひとり酒をしながら教え子たちの顔を思い浮かべていた。

その中でも、往路の1区と2区を任せた若松儀裕(4年)と山本浩之(4年)には思い出が募った。3月に卒業を控えていた。

「若松は初めての箱根駅伝1区でした。トラックでのスピードが持ち味だったので、ラスト勝負になりやすい1区に適任だと思い起用した。記録上は8位とはいえトップから18秒差。私の『30秒以内なら』という思い以上の走りでした。当日まで大舞台に緊張していて、『1区はお前しかいない。大丈夫だよ』と励ましたことをよく覚えています」(佐藤)

卒業後は東京電力グループに入社し、2010年、11年と全日本実業団駅伝の1区に起用され、区間3位と2位だった。だが、東日本大震災で陸上部が無期限休部となり、日清食品グループに移籍した。

「あの時は相談に乗りましたよ。すぐには正式採用されず、『1年がんばれば、お前なら大丈夫』と励ましました」(佐藤)

その年の東日本実業団駅伝で区間新記録をマーク。チームの初優勝に貢献して正社員を掴み取った。

「箱根の1区がいい経験になったと思います。ラストのスピード力を磨き、実業団駅伝でも1区を任せられることが多く、期待にも応えていた」(佐藤)

今年4月から東洋大学付属牛久高校の陸上部監督に就任した山本は、佐藤のスカウト歴の中でも異色の存在だ。初めて会った日は忘れられない。

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