お金は知っている

恒大集団の債務不履行に大甘の国際金融界 世界への飛び火恐れ対中配慮も行き詰まりは明白1/2ページ

中国の習近平政権は不動産大手、中国恒大集団の巨額債務危機を封じ込めようと躍起になっている。国際金融界も世界に飛び火するのを恐れ、ことを荒立てないよう対中配慮が目立つ。が、これで中国経済は軟着陸かというと、そうは問屋が卸さない。不動産を軸にした固定資産投資を土台とする中国式経済モデルの行き詰まりは明白だ。

グラフは不動産を代表する住宅投資と国内総生産(GDP)の前年同期比増減率の推移である。住宅投資は年によって凸凹が激しいが、長期的な趨勢(すうせい)は右肩下がりであり、GDPの減速傾向に沿っている。統計学でいう相関係数(完全相関値は1)で0・8と極めて高い。

住宅投資はGDPの5割以上を占める固定資産投資の芯である。住宅価格上昇は2軒目、3軒目とマンション投資に殺到して値上がり益を享受する中間層以上の富裕層を喜ばせる。不動産業者は開発資金調達のために高利回りの理財商品(一種の投資信託)を発行する。不動産市場を舞台に党・政府要人、企業幹部、そしておびただしい数の市民が踊り狂う。個人消費も活発になるので、GDPも増える。中国の高成長と貧富の格差拡大は以上のような住宅相場値上昇のビジネスモデルに起因するわけだ。

zakスペシャル

ランキング

  1. 韓国の半導体“衰退危機” 素材・部品など日本頼みが致命的 経済成長率も日本下回る予測 生き残るには米中間「二股外交」か

  2. 息切れ、強い倦怠感、ブレイクフォグ「ワクチン後遺症」に苦しむ人たち

  3. 〝二刀流〟に挑む日テレ・桝アナ、40歳で大学研究員に転身の思い 「よりよい科学の伝え方についてもっと深く考えて…」 後輩・水卜アナもエール

  4. SNSを一斉削除、酒井法子に不穏な空気 「新事務所の立ち上げによる出直し」との報道も

  5. 日米、沖縄南方で異例の大規模共同訓練の狙いとは 中国や北朝鮮の軍事的覇権拡大の姿勢に警戒か 識者「演習が有事のテストになる」

  6. レコード人気じわり復活 生産10倍、デジタルと共存 「聴くための〝手間〟に魅力を感じる人が増えたのではないか」

  7. 「重点措置」適用拡大、2年前から代わり映えしない対策…「日本は『ウィズコロナ』『ポストコロナ』のビジョンが希薄すぎる」 村中璃子氏が苦言

  8. 池袋ホテル82歳男性刺殺事件 容疑者の女「路上で声掛けてホテルに行った」 「パパ活していた」との供述も

  9. 13場所ぶり3度目Vの御嶽海、母・マルガリータさんはツイッターでトレンド入り! 歓喜の場面が映し出されて…解説の北の富士勝昭氏「お母さんのファンです」

  10. 霜降り明星・せいやの物議を呼ぶ破局発言 3時のヒロイン福田との交際報道に事務所〝過剰反応〟でさらに波紋か