有本香の以読制毒

「対中非難決議」はどこへ? “親中派のドン”が去った今も…勇気をなくした日本人「人種差別撤廃」提言した先人は泣いている1/3ページ

日本政治の中枢機能が集中する東京・永田町
日本政治の中枢機能が集中する東京・永田町

臨時国会も終盤(21日閉会予定)。はて、「対中非難決議」はどうしたのだろう? まさか雲散霧消か? といぶかっていたところへ、不信を強くするニュースが入ってきた。14日、超党派の「日本ウイグル国会議員連盟」と「日本チベット国会議員連盟」、自民党有志による「南モンゴルを支援する議員連盟」の3議連の幹部らが官邸に岸田文雄首相を訪ね、来年2月の北京冬季五輪への「外交的ボイコット」を求める共同声明を手渡したという。

やっぱりかー。今年6月の通常国会の会期末、公明党と当時の自民党幹事長室が首を縦にふらなかったために、人権問題で中国を非難する国会決議が見送られた経緯は、当コラムでさんざん書いた。

その顚末(てんまつ)を当コラムで暴露したため、私が幹事長室から「文書」をもらうことになった経緯も詳しく書いたので、ご興味ある方はネットのアーカイブでお読みいただきたい。

あのとき、3議連の幹部も幹事長室の対応を苦々しく思っていたと聞いたが、それはどうやら私の勘違いだったようだ。

「親中派のドン」といわれた二階俊博氏が幹事長の座を去った今も、対中非難決議はなされない。つまり本気でやる人はいないのである。

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