日本一でもヤクルトは浮かれない‼ ヤクルト・奥川恭伸投手(20)が17日、契約更改交渉に臨み、2000万円増の3600万円でサインした。
2年目の今季は9勝4敗、防御率3・26で、クライマックス・シリーズ、日本シリーズでも好投し、新人特別賞を受賞。契約更改を終えた奥川は「評価していただき、本当に感謝しています」と初々しく語ったが、他球団の新人王候補と比べると一番金額は低かった。
球団幹部は「伊藤や宮城のような上がり方は、うちでは絶対にありえない」とキッパリ。奥川と同じ高卒2年目で13勝を挙げパ・リーグ新人王のオリックス・宮城は4130万円増の5000万円。阪神でセ新人特別賞の佐藤輝は2600万円増の年俸4200万円、10勝の伊藤は3100万円増の4400万円。中野は2900万円増の3700万円、DeNAの牧に至っては5700万円増の7000万円という価格破壊だった。
査定担当は「世間が『安い』というのは、ごもっともかもしれないけど、うちにはうちの査定のやり方がある。それを崩すわけにはいかない。査定には質と量があって、毎年積み上げていく。1年よかったからといって(大幅に)上げるわけではない」と力説。