虎のプリンス伝説 SHINJYOメモリアル

(15) 松井秀喜に対抗心も…幻に終わった新庄記念館 両親難色、本人も知らず1/2ページ

父・英敏さん(右)、母・文子さん(左)の同意が得られず、新庄(中央)の記念館計画は幻に…
父・英敏さん(右)、母・文子さん(左)の同意が得られず、新庄(中央)の記念館計画は幻に…

日本ハムの〝BIGBOSS〟こと、新庄剛志新監督(49)がスターへの階段を駆け上がった阪神の若手時代。当時の番記者が「トラのプリンス」の事件簿を紐解きます。

1994年の球宴のファン投票で、新庄はセ・リーグ野手部門でトップ選出。押しも押されもせぬスター選手の証しとなったが、これは地元の福岡・博多にある「新庄剛志博多後援会」関係者が総動員された、組織票の勝利でもあった。

そんな意気盛んな後援会側から、8月ごろに浮上したのが「新庄剛志記念館」の建設計画だった。何とも気の早い話だが、当時は宿敵巨人の松井秀喜が故郷の石川県に「松井秀喜野球の館」を建設したことで、対抗心メラメラだったのだ。

後援会の塔谷事務局長は「作ろうと思えばウチだって作れるし作りたい。松井君が郷土で記念館を作ったし、福岡市出身のプロ野球選手といえば人気、実力とも新庄がナンバーワンです。それなりにお金も集められるし、スペースも調達できると思う」と、博多っ子の負けん気にすっかり火がついた様子。実際のところ、記念館の設立に必要な土地や軍資金のメドも立っていたという。

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