墨田区、JR両国駅と錦糸町駅に〝北斎アート〟喫煙所設置 喫煙環境の整備「マナーの推進や向上につながる」1/1ページ

墨田区をふるさととする葛飾北斎の代表作「冨嶽三十六景」をデザインアートに施した屋外喫煙所が先月、JR両国駅西口とJR錦糸町駅北口に登場した。透明の仕切りに「冨嶽三十六景」とともに描かれているのは、北斎のパロディー作品でも知られる漫画家しりあがり寿氏と、区内の福祉施設に通所する障がい者68人の作品。ものづくりのまちで生まれたクリエイターのネットワーク「すみだクリエイターズクラブ」がアートギャラリー「みんな北斎 浮世絵巻」として1つにまとめ上げた。

この取り組みは、2016年に墨田区主催でスタートした障がい者福祉プロジェクト「みんな北斎」を今春、区の観光協会(森山育子理事長)が引き継ぎ実施したもの。「みんな北斎」は、障がい者が創作活動を通じて地域社会に参加できる環境の提供と、墨田区が北斎のふるさとであることの認知拡大を目的としており、これまで公募展やアニメーション制作、アートワークショップなどを行ってきた。

「それを官から民が引き継ぐことで、単に障がいのある方々の支援にとどまらず、新たな街づくりや街の美化、イメージアップなどに生かしていかなければならないと考えています」と森山理事長は話す。その考えに日本たばこ産業 東京支社が賛同し、喫煙所のアート化に至った。「観光視点での北斎のアピールとしても大いに役立つのではないかと思っています」

理事長自身ももともと分煙環境への関心が高く、「よく喫茶店巡りをするのですが、一般的に禁煙化が進む中、墨田区は分煙店が多いなと感じていました。そのように喫煙者のための環境をきちんと整えることが、実は喫煙マナーの維持や向上につながるのではないかと思っています」という。

今後は集まった作品の原画展開催や、墨田区土産のパッケージへの利用やグッズ展開なども予定しており、障がい者アートをビジネスに転化していくことにも力を入れる考えだ。

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